特徴 |
草本、低木、つる性、まれに中高木。普通、精油、アルカロイドを含み芳香がある。維管束は単子葉植物のように横断に散在する。茎の先はときに托葉のような鞘に包まれる。前出葉(prophyll)はときに葉柄につき、サダソウ属では欠く。葉は互生、しばしば対生又はペペロミア属では輪生、単葉、基部はしばしば、非対象、掌状脈又は羽状脈。花序は花序柄のある穂状花序、まれに散形花序にまとまり、まれに総状花序(Zippelia属)、葉に対生又は腋生、まれに頂生。花は小さく、両性、雌雄同株(
hermaphroditic)、雌雄混株(polygamous)、雌雄異株(dioecious)、ほとんど無柄、苞は小さく、普通、盾状又は杯形、普通、花被は無い。雄しべは1~10個。花糸は普通、分離。葯は2室、分離又は合着、縦に裂開する。雌ずい群は2~5心皮、合着。子房は上位、1室。胚珠は1個、直生胚珠。柱頭は1~5個、無柄又は極短い花柱。果実は小さい核果又は小堅果。果皮は肉質、薄い又は乾き、ときに粘着性の乳頭状突起がある(サダソウ属)か又はかぎ状毛の刺がある(Zippelia属)。種子は豊富なでんぷん質の外胚乳をもち、小さな胚が小さな胚乳に埋め込まれる。 |