ハナシノブ科 Polemoniaceae
分類 | 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids) -ツツジ目(Ericales) |
分布 | 世界の温帯に約20属400種が分布し、北アメリカに多い。日本にはハナシノブとエゾハナシノブの2種だけが自生する。 |
特徴 | 1年草又は多年草、まれに亜低木又はつる植物。葉は互生、螺生又は対生、無柄~有柄、単葉、羽状中裂 ~掌状浅裂又は複葉又は全縁。托葉は無い。花序は有限花序(determinate)、散房花序に似た円錐花序、頭状花序、単生花。花は4又は5数性。萼は合片萼、円筒形~鐘形。萼筒は全体に草質、果時に紙質、又は半透明の膜により分けられた草質の中脈がある。膜は果時に膨れ、破裂する。裂片はしばしば乾膜質の縁になる。花冠は合弁、放射相称又は左右相称、輻状(車形rotate)、漏斗形、高杯形。裂片は蕾では重なる。雄しべは基部で花冠と同じ又は異なるの高さにつき、花冠裂片に互生し、花冠から突き出す又は突き出さない。花糸は等形又は不等形、糸状。子房は上位、2又は3室、中軸胎座。胚珠は室に1~多数。花柱は1個。柱頭は2又は3に浅裂。果実は蒴果。種子は球形、卵形又は紡錘形、ときに翼があり、しばしば湿時、粘性がある。胚乳は核状(nuclear)。胚は緑色又は白色。 |
用途 | シバザクラ、キキョウナデシコ、クサキョウチクトウなどのクサキョウチクトウ(フロックス)属の園芸種が観賞用に栽培されている。 |
ギリア属 | タマザキギリア | Gilia capitata Sims |
クサキョウチクトウ(フロックス)属 | クサキョウチクトウ | Phlox paniculata L. |
シバザクラ | Phlox subulata L. | |
フロックス・ディバリカタ | Phlox divaricata 'Blue Perfume' | |
フロックス・ピローサ | Phlox pilosa L. |