ヤマザクラ 山桜
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae サクラ属 サクラ亜属
英 名 | hill cherry, Japanese mountain cherry |
学 名 | Prunus jamasakura Sieb. et Zucc. synonym Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba synonym Cerasus serrulata auct. non (Lindl.) Loudon synonym Prunus pseudocerasus Lindl. var. jamasakura Makino synonym Prunus mutabilis Miyos. |
花 期 | 3~4月 |
果 期 | 5~6月 |
高 さ | 15~25m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山地 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(宮城、新潟以西)、四国、九州 |
撮 影 | 幡豆町 10.3.31 |
サクラ属・サクラ亜属の日本に自生する落葉高木。最近ではソメイヨシノが桜の代表だが、三河で自然に生えるものはほとんどこのヤマザクラである。
落葉高木。高さ15~25m。幹は紫褐色~暗褐色、褐色の皮目が目立つ。葉と花が同時に展開する。葉は互生し、長さ8~12㎝の長楕円形で、先は尾状に尖り、縁は単鋸歯または重鋸歯。単鋸歯が多く、鋸歯の先は尖るが芒状にはならない。葉の基部は広楔形~円形。葉の表面は無毛、裏面は粉白色。葉の展開時に葉が褐色を帯びる。葉柄は赤みを帯び、長さ2~2.5cm、上部に赤い密腺が2個つく。散房状に2~5個の花がつき、花序の柄(花序軸))は長さ5~15㎜。花は直径2.5~3.5㎝の5弁花、白色~淡紅色、花柄(小花柄)は長さ1.4~3.2㎝。花の各部も無毛。萼は無毛、萼筒は長さ5~7㎜の長鐘形、萼片は細く、鋸歯は無い。果実は直径7~8㎜の球形の核果で赤くなり、熟すと黒紫色になる。食べると少し甘いが、苦味がある。花期は3~4月。
やや標高の高いところに生えるオオヤマザクラは葉の基部が心形~円形、鋸歯の先に腺がある。花は普通、淡紅色、散房状に2~3個つき、花序の柄はほとんどない。
カスミザクラもやや標高の高いところに生える。葉、葉柄、萼、花柄などに毛が多く、別名、ケヤマザクラともいう。ただし、毛の少ないこともある。花はほぼ白色、花序の柄は長さ約1㎝。
オオシマザクラは葉、萼、花柄などに毛がなく、萼片に鋸歯がある。葉の鋸歯の先が芒状になり、葉が展開するときから普通は緑色。花が、普通、白色で、大きい。
落葉高木。高さ15~25m。幹は紫褐色~暗褐色、褐色の皮目が目立つ。葉と花が同時に展開する。葉は互生し、長さ8~12㎝の長楕円形で、先は尾状に尖り、縁は単鋸歯または重鋸歯。単鋸歯が多く、鋸歯の先は尖るが芒状にはならない。葉の基部は広楔形~円形。葉の表面は無毛、裏面は粉白色。葉の展開時に葉が褐色を帯びる。葉柄は赤みを帯び、長さ2~2.5cm、上部に赤い密腺が2個つく。散房状に2~5個の花がつき、花序の柄(花序軸))は長さ5~15㎜。花は直径2.5~3.5㎝の5弁花、白色~淡紅色、花柄(小花柄)は長さ1.4~3.2㎝。花の各部も無毛。萼は無毛、萼筒は長さ5~7㎜の長鐘形、萼片は細く、鋸歯は無い。果実は直径7~8㎜の球形の核果で赤くなり、熟すと黒紫色になる。食べると少し甘いが、苦味がある。花期は3~4月。
やや標高の高いところに生えるオオヤマザクラは葉の基部が心形~円形、鋸歯の先に腺がある。花は普通、淡紅色、散房状に2~3個つき、花序の柄はほとんどない。
カスミザクラもやや標高の高いところに生える。葉、葉柄、萼、花柄などに毛が多く、別名、ケヤマザクラともいう。ただし、毛の少ないこともある。花はほぼ白色、花序の柄は長さ約1㎝。
オオシマザクラは葉、萼、花柄などに毛がなく、萼片に鋸歯がある。葉の鋸歯の先が芒状になり、葉が展開するときから普通は緑色。花が、普通、白色で、大きい。