ヤマスズメノヒエ 山雀の稗
Flora of Mikawa
イグサ科 Juncaceae スズメノヤリ属
別 名 | ヤマスズメノヤリ |
中国名 | 多花地杨梅 duo hua di yang mei |
英 名 | common woodrush , heath wood-rush |
学 名 | Luzula multiflora (Ehrh.) Lejeune |
花 期 | 5~7月 |
高 さ | 20~40㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の草原、道端 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、南アメリカ、アフリカ |
撮 影 | 蔵王山 05.4.10 五井山 13.4.22(果実) |
世界に広く分布し、オーストラリアやニュージーランドにも帰化している。いくつかの亜種がある。日本のものは蒴果が花被片よりやや長く、種沈が長さ約0.5㎜と大きい。
根生葉は長さ5~15㎝、幅2~6㎜、縁に毛が生える。茎葉は1~2個。スズメノヤリに似ているが、花序が枝分かれした枝先に頭状に花が2~8個ずつ固まってつく。雌性期には雌しべだけが花の先から見える。雄性期には黄色の葯が目立つ。葯は花糸とほぼ同長。花被片は6個、長さ2~4㎜、褐色。蒴果は長さ2.5~3㎜、(黄褐色)褐色~赤褐色、花被片より少し長い。種子は長さ約1.3㎜の広倒卵形。種沈は長さ約0.5㎜、種子の約1/2長。2n=24。
オカスズメノヒエ Luzula pallescens はよく似ていて小型。花基部の苞は全縁。花被片は長さ2~2.5㎜。葯は花糸とほぼ同長。蒴果は長さ1.8~2.1㎜、花被より長い。種子は長さ約1㎜、種枕は長さ約0.4㎜(1/4以下)。2n=12。
タカネスズメノヒエ Luzula oligantha は高山帯に分布し、小型。花被片は長さ約2㎜。葯は花糸の約1/2。蒴果は長さ1.6~2㎜。種子は長さ0.8~0.9㎜、種枕は不明瞭。2n=36
ミヤマスズメノヒエ Luzula nipponica 中部地方以北の亜高山帯に分布する。花被片は長さ約2㎜。蒴果は長さ2.1~2.3㎜、花被と同長以下。種子は長さ1~1.1㎜、種枕は種子の1/3以下。2n=12。
ヌカボシソウ Luzula plumosa は枝分れした枝先に花が1個ずつつく。2n=46。
スズメノヤリ Luzula capitata は枝分れせず、花が数個ずつ固まってつく。葯が花糸の2~3倍の長さがある。2n=12。
根生葉は長さ5~15㎝、幅2~6㎜、縁に毛が生える。茎葉は1~2個。スズメノヤリに似ているが、花序が枝分かれした枝先に頭状に花が2~8個ずつ固まってつく。雌性期には雌しべだけが花の先から見える。雄性期には黄色の葯が目立つ。葯は花糸とほぼ同長。花被片は6個、長さ2~4㎜、褐色。蒴果は長さ2.5~3㎜、(黄褐色)褐色~赤褐色、花被片より少し長い。種子は長さ約1.3㎜の広倒卵形。種沈は長さ約0.5㎜、種子の約1/2長。2n=24。
オカスズメノヒエ Luzula pallescens はよく似ていて小型。花基部の苞は全縁。花被片は長さ2~2.5㎜。葯は花糸とほぼ同長。蒴果は長さ1.8~2.1㎜、花被より長い。種子は長さ約1㎜、種枕は長さ約0.4㎜(1/4以下)。2n=12。
タカネスズメノヒエ Luzula oligantha は高山帯に分布し、小型。花被片は長さ約2㎜。葯は花糸の約1/2。蒴果は長さ1.6~2㎜。種子は長さ0.8~0.9㎜、種枕は不明瞭。2n=36
ミヤマスズメノヒエ Luzula nipponica 中部地方以北の亜高山帯に分布する。花被片は長さ約2㎜。蒴果は長さ2.1~2.3㎜、花被と同長以下。種子は長さ1~1.1㎜、種枕は種子の1/3以下。2n=12。
ヌカボシソウ Luzula plumosa は枝分れした枝先に花が1個ずつつく。2n=46。
スズメノヤリ Luzula capitata は枝分れせず、花が数個ずつ固まってつく。葯が花糸の2~3倍の長さがある。2n=12。