ヤブニッケイ 藪肉桂

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Flora of Mikawa

クスノキ科  Lauraceae  ニッケイ属

別 名 マツラニッケイ、クスタブ、クロダモ
中国名 天竺桂 tian zhu gui
英 名 Japanese cinnamon
学 名 Cinnamomum tenuifolium (Makino) Sugim. ex H.Hara
Cinnamomum yabunikkei H. Ohba
Cinnamomum japonicum auct. non Siebold
ヤブニッケイの花
ヤブニッケイの果実
ヤブニッケイの熟した果実
ヤブニッケイの芽
ヤブニッケイの葉裏
ヤブニッケイの葉裏の拡大
ヤブニッケイの幹
ヤブニッケイ
ヤブニッケイ花期
ヤブニッケイ葉
ヤブニッケイ種子
花 期 6月
果 期 10~12月
高 さ 10~20m
生活型 常緑高木
生育場所 暖地の山地
分 布 在来種 本州(福島県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮、中国
撮 影 田原市  13.6.12(花)
蒲郡市  05..12.17(果実)
葉はクスノキ似ていて、揉むと良い香りがする。
 幹は暗灰色で、クスノキと異なり、割目が入らない。葉は互生し、長さ約10㎝の長楕円形。革質で、光沢がありやや3行脈であるが、葉先から1/2~1/3付近に側脈があり、支脈が側脈以下で終わる。葉は両面とも無毛、葉裏は白い斑点のまわりがやや白く、灰白色に見える。花は散形状につき、花被は淡黄緑色で、6裂する。果実は長さ約1.5㎝の球形~楕円形の液果で晩秋に黒紫色に熟す。
 類似のニッケイは葉の3行脈の支脈が縁付近に達し、葉裏に伏毛が生え、粉白色。