ウラジロチチコグサ 裏白父子草
Flora of Mikawa
キク科 Asteraceae ウスベニチチコグサ属
中国名 | 里白合冠鼠麴草 li bai he guan shu qu cao |
英 名 | shiny cudweed , American everlasting , elegant cudweed |
学 名 | Gamochaeta coarctata (Willd.) Kerguelen synonym Gnaphalium spicatum Lam. synonym Gnaphalium purpureum L. var. americanum (Mill.) Klatt synonym Gnaphalium americanum Mill. synonym Gamochaeta americana (Mill.) Weddell |
花 期 | 5~8月 |
高 さ | 20~80㎝ |
生活型 | 越年草 |
生育場所 | 道端、空地、草地 |
分 布 | 帰化種 南アメリカ原産 |
撮 影 | 御津町 07.5.27 |
昭和40年代後半に知られるようになり、現在では日本全土で見られるようになっている。和名の由来は葉の表面には毛が少なく、裏に白い綿毛が密生することから。ハハコグサ属 Gnaphalium からウスベニチチコグサ属 Gamochaeta に属を分けるようになった。
越年草、高さ20~80㎝。茎は白色の綿毛が密生し、根元で多数分枝して直立する。花期にも根生葉があり、ロゼットは地面に張りつき、踏みつけられる場所でも見られる。葉は幅の広いへら形、葉の表面は毛が少なく、毛が全くないものは濃緑色で光沢があり、葉裏は白色の綿毛が密生して著しく白い。葉縁は細かく波状に縮れる。根生葉の葉表は薄らと毛があり、光沢がほとんどないことも多い。茎葉は6~10個つく。長さ2~20㎝の長い穂状花序を茎上部につけ、壺形の頭花を多数つける。頭花の中心部には2~3個の両性花、周囲には多数の雌花がつく。総苞は長さ2.5~3㎜、上部が細い。総苞片は4~5列、鈍頭、蕾や若いときは紅紫色を帯びる。痩果は長さ0.5~0.6(実測0.61~0.66)㎜の長楕円形、乳頭状突起があり、冠毛は1列につく。冠毛は長さ約2㎜、基部が合着し、痩果から離れてもばらばらにならない。2n=28。花期は5~8月。
ウスベニチチコグサは花が紅紫色でよく似ている。葉表にも白毛があり、葉裏の綿毛がウラジロチチコグサより少なく、花序が短い。また、総苞片に毛があり、先が尖る。花期には根生葉がない。
チチコグサは小型で茎が細く、花序の柄が短く、花序の下に苞葉が放射状につく。
越年草、高さ20~80㎝。茎は白色の綿毛が密生し、根元で多数分枝して直立する。花期にも根生葉があり、ロゼットは地面に張りつき、踏みつけられる場所でも見られる。葉は幅の広いへら形、葉の表面は毛が少なく、毛が全くないものは濃緑色で光沢があり、葉裏は白色の綿毛が密生して著しく白い。葉縁は細かく波状に縮れる。根生葉の葉表は薄らと毛があり、光沢がほとんどないことも多い。茎葉は6~10個つく。長さ2~20㎝の長い穂状花序を茎上部につけ、壺形の頭花を多数つける。頭花の中心部には2~3個の両性花、周囲には多数の雌花がつく。総苞は長さ2.5~3㎜、上部が細い。総苞片は4~5列、鈍頭、蕾や若いときは紅紫色を帯びる。痩果は長さ0.5~0.6(実測0.61~0.66)㎜の長楕円形、乳頭状突起があり、冠毛は1列につく。冠毛は長さ約2㎜、基部が合着し、痩果から離れてもばらばらにならない。2n=28。花期は5~8月。
ウスベニチチコグサは花が紅紫色でよく似ている。葉表にも白毛があり、葉裏の綿毛がウラジロチチコグサより少なく、花序が短い。また、総苞片に毛があり、先が尖る。花期には根生葉がない。
チチコグサは小型で茎が細く、花序の柄が短く、花序の下に苞葉が放射状につく。