トゲミノキツネノボタン 刺実の狐の牡丹
Flora of Mikawa
キンポウゲ科 Ranunculaceae キンポウゲ属
別 名 | トゲミキンポウゲ |
中国名 | 刺果毛茛 ci guo mao gen |
英 名 | spinyfruit buttercup, bur buttercup |
学 名 | Ranunculus muricatus L. |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 5~28㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 畑地、道端、草地 |
分 布 | 帰化種 アフリカ、西アジア、ヨーロッパ原産 |
撮 影 | 田原市 13.4.15 |
和名は果実に刺があることから。世界の分布域も広く、世界に広く帰化している。田原市では以前から確認されているが、増加していると思われる。繁殖力が強く、5㎝ほどの小さな草にも花や実がつく。
茎は中空、断面がやや扁平な円筒形、ほぼ無毛、分枝して斜上する。葉は単葉、互生し、長さ1.6~5.5㎝、幅1.8~4.2㎝のほぼ円形、浅~中に3裂し、鋸歯縁、無毛~わずかに有毛。葉柄は長さ3.4~12㎝、茎の上部では短く、基部は鞘状になり、長毛が散生する。花は葉腋に単生し、直径10~16㎜。花柄は長さ1~3㎝、無毛又はわずかに毛がある。萼片5個、長さ5~6㎜、狭卵形、長い軟毛がまばらにある。花弁は黄色、5個、長さ3~8㎜の狭倒卵形、先が円く、基部に花弁と同色の鱗片で覆われた蜜腺がある。花弁の先の表面の2/3ほどに塗料を塗ったような光沢がある。雄しべは多数、先がへら形。雌しべ多数。コンペイトウのような集合果は直径約12㎜。痩果は長さ4~5㎜、両側面に刺があり、先端に残存する花柱の先は鉤状にはならない。2n=48
キツネノボタンは葉が3出複葉、葉先や鋸歯があまり尖らない。痩果の表面に刺はなく、稜がなく、残存する花柱の先が鉤状に曲がる。
ケキツネノボタンはキツネノボタンに似て毛が多く、痩果の縁に稜があり、残存する花柱の先が鉤状に曲がらない。
茎は中空、断面がやや扁平な円筒形、ほぼ無毛、分枝して斜上する。葉は単葉、互生し、長さ1.6~5.5㎝、幅1.8~4.2㎝のほぼ円形、浅~中に3裂し、鋸歯縁、無毛~わずかに有毛。葉柄は長さ3.4~12㎝、茎の上部では短く、基部は鞘状になり、長毛が散生する。花は葉腋に単生し、直径10~16㎜。花柄は長さ1~3㎝、無毛又はわずかに毛がある。萼片5個、長さ5~6㎜、狭卵形、長い軟毛がまばらにある。花弁は黄色、5個、長さ3~8㎜の狭倒卵形、先が円く、基部に花弁と同色の鱗片で覆われた蜜腺がある。花弁の先の表面の2/3ほどに塗料を塗ったような光沢がある。雄しべは多数、先がへら形。雌しべ多数。コンペイトウのような集合果は直径約12㎜。痩果は長さ4~5㎜、両側面に刺があり、先端に残存する花柱の先は鉤状にはならない。2n=48
キツネノボタンは葉が3出複葉、葉先や鋸歯があまり尖らない。痩果の表面に刺はなく、稜がなく、残存する花柱の先が鉤状に曲がる。
ケキツネノボタンはキツネノボタンに似て毛が多く、痩果の縁に稜があり、残存する花柱の先が鉤状に曲がらない。