ケキツネノボタン 毛狐の牡丹
Flora of Mikawa
キンポウゲ科 Ranunculaceae キンポウゲ属
中国名 | 禺毛茛 yu mao gen |
学 名 | Ranunculus cantoniensis De Candolle |
花 期 | 3~7月 |
高 さ | 20~65㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 田の畔、湿地 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ネパール、ブータン |
撮 影 | 蒲郡市形原町 02.5.3 |
和名はキツネノボタンに似て毛が多いことから。
茎は中空、円筒形、下部では開出毛、上部では上向きの屈毛や伏毛が多い。葉は3出複葉で、小葉がさらに3裂する。全体に開出毛や伏毛が多く、葉の切れ込みが深く、鋸歯が尖る。葉柄は茎の上部では短い。花は直径10~15㎜、黄色の5弁花。花弁の基部に鱗片状の蜜腺がある。萼片5個。雄しべ多数、雌しべ多数。コンペイトウのような集合果は、ほぼ球形。痩果は長さ約3.5㎜、両側面がほぼ平行した平面になり、明らかに扁平で、縁には3稜がある。先端の刺(花柱)は直線又は鉤状に曲がる。やや曲がる程度が多い。2n=32
キツネノボタンはほぼ無毛、わずかな斜上毛があるだけで、葉の幅が広く、葉先や鋸歯があまり尖らない。痩果は縁に稜がなく、刺の先が鉤状に曲がる。ただし、やや毛の多いものがある。
山地の陰地に生えるヤマキツネノボタンは花期がやや遅く、葉の幅が狭く、やや小型のものが多い。ケキツネノボタンと似て、毛が多く、痩果はキツネノボタンと同じで縁に稜がなく、刺の先が鉤状に曲がる。
茎は中空、円筒形、下部では開出毛、上部では上向きの屈毛や伏毛が多い。葉は3出複葉で、小葉がさらに3裂する。全体に開出毛や伏毛が多く、葉の切れ込みが深く、鋸歯が尖る。葉柄は茎の上部では短い。花は直径10~15㎜、黄色の5弁花。花弁の基部に鱗片状の蜜腺がある。萼片5個。雄しべ多数、雌しべ多数。コンペイトウのような集合果は、ほぼ球形。痩果は長さ約3.5㎜、両側面がほぼ平行した平面になり、明らかに扁平で、縁には3稜がある。先端の刺(花柱)は直線又は鉤状に曲がる。やや曲がる程度が多い。2n=32
キツネノボタンはほぼ無毛、わずかな斜上毛があるだけで、葉の幅が広く、葉先や鋸歯があまり尖らない。痩果は縁に稜がなく、刺の先が鉤状に曲がる。ただし、やや毛の多いものがある。
山地の陰地に生えるヤマキツネノボタンは花期がやや遅く、葉の幅が狭く、やや小型のものが多い。ケキツネノボタンと似て、毛が多く、痩果はキツネノボタンと同じで縁に稜がなく、刺の先が鉤状に曲がる。