シロバナミゾソバ 白花溝蕎麦

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Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae イヌタデ属

学 名

Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross f. viridialba (Iwata) Hanai et Seriz.

 synonym Persicaria thunbergii (Siebold et Zucc.) H.Gross subsp. hastatotriloba (Meisn.) Sugim. f. viridans (Honda) Hanai et Seriz.

シロバナミゾソバの花序
シロバナミゾソバの花
シロバナミゾソバの小苞
シロバナミゾソバ葉柄の翼
シロバナミゾソバ茎と葉状托葉鞘
シロバナミゾソバ
シロバナミゾソバ葉表
シロバナミゾソバ葉裏
シロバナミゾソバ果実
花 期 7~10月
高 さ 30~100㎝
生活型 1年草
生育場所 湿った場所
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、中国、ロシア、インド
撮 影 幸田町 13.10.18
シロバナミゾソバはミゾソバの白花品種としてYListでは分類されている。POWO(Kew)ではミゾソバに含め、分類しない。
 ミゾソバと同じような日当たりのよい場所に生える。葉の形や葉柄に狭い翼のあるのはミゾソバと同じである、茎の赤色が薄く、ほとんど緑色。花柄の腺毛は紅色を帯びる。花被は白色、花が終わると果実を包んで残り、白色から次第に褐色に変わる。花被が取れやすく、緑色の果実が見えるものもある。果実はミゾソバと同じであり、光沢が無い。未熟なものは白色、熟すと次第に緑色が強くなる、採取し、花被を取って放置し、乾くと濁った白色になり、次第に褐色になる。
 ヤマミゾソバ はYListではミゾソバの変種としているが、POWO(Kew)ではミゾソバに含め、分類しない。ヤマミゾソバは山地の林内の日陰に生える。茎に刺が少なく、節間が長い。葉は幅が広く、葉身の湾入部がほとんど無い三角形、頂裂片の先端は鈍頭、側裂片の先端も鈍頭。葉の基部は切形。葉柄に翼がない。花は白色、花数が少ない。花柄が長く、腺毛がほとんどない。果実は光沢がある。2n=38。シロバナミゾソバとヤマミゾソバの中間的なものもある。