オオヤマカタバミ 大山片喰、大山酢漿草
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Flora of Mikawa
カタバミ科 Oxalidaceae カタバミ属
別 名 | オオミヤマカタバミ |
中国名 | 三角叶酢浆草 san jiao ye cu jiang cao |
学 名 | Oxalis obtriangulata Maxim. synonym Acetosella obtriangulata (Maximowicz) Kuntze. |
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花 期 | 3~4月 |
高 さ | 5~12(28)㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の林内 |
分 布 | 在来種 本州(中部地方)、四国、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 東三河 14.3.28 |
オオヤマカタバミはカタバミ属の多年草。ミヤマカタバミに似るが、小葉の縁が鋭形。苞が花のすぐ下につく。花弁の先が凹む。蒴果はミヤマカタバミよりかなり大きく、種子はミヤマカタバミよりかなり小さい。
愛知県では絶滅危惧ⅠB類に指定され、東三河で1か所だけ確認されている。
林下に生え、全体が柔らかく、弱々しい。高さは5~12㎝、果時に28㎝までになる。地下茎は地中を横に這い、直径5~8㎜、葉基部が残った褐色の多肉質の鱗片に覆われる。葉は1~2個、根生し、3小葉。葉柄は長さ4~9㎝、果時には25㎝までになる。小葉は長さ1~1.8㎝×幅1.4~2.2㎝、果時には大きくなり、長さ約4.5㎝×幅約6㎝、下面は白色の伏毛がある(又は無毛)、上面は無毛、先は切形、微凹形、裂片の先は鋭形~類鋭形。花序柄(花茎)は1~2本、根茎から出て、分枝せず、頂部に花を1個ずつつける。葉の展開より前に咲き、開花時には出ている葉は折りたたまれている。花茎は高さ8~15㎝、先端に苞がつき、苞とほぼ同長の花柄の先に、花がつく(花のすぐ下に苞がつく)。苞は長さ3~4㎜。花は直径2.5~3.5㎝、下向き~やや横向きにつける。花弁は5個、長さ約1.6㎝、幅約0.8㎝、先が凹み、白色、内面に紅紫色の筋が入り、外面にも薄く筋が見える。萼片は緑色、長さ7~8㎜の長円形、宿存する。蒴果は長さ3~4㎝×幅0.6~0.8㎝の長い円錐形。種子は長さ1.8~2㎜×幅1~1.5㎜の卵形、縦のうねがある。
愛知県では絶滅危惧ⅠB類に指定され、東三河で1か所だけ確認されている。
林下に生え、全体が柔らかく、弱々しい。高さは5~12㎝、果時に28㎝までになる。地下茎は地中を横に這い、直径5~8㎜、葉基部が残った褐色の多肉質の鱗片に覆われる。葉は1~2個、根生し、3小葉。葉柄は長さ4~9㎝、果時には25㎝までになる。小葉は長さ1~1.8㎝×幅1.4~2.2㎝、果時には大きくなり、長さ約4.5㎝×幅約6㎝、下面は白色の伏毛がある(又は無毛)、上面は無毛、先は切形、微凹形、裂片の先は鋭形~類鋭形。花序柄(花茎)は1~2本、根茎から出て、分枝せず、頂部に花を1個ずつつける。葉の展開より前に咲き、開花時には出ている葉は折りたたまれている。花茎は高さ8~15㎝、先端に苞がつき、苞とほぼ同長の花柄の先に、花がつく(花のすぐ下に苞がつく)。苞は長さ3~4㎜。花は直径2.5~3.5㎝、下向き~やや横向きにつける。花弁は5個、長さ約1.6㎝、幅約0.8㎝、先が凹み、白色、内面に紅紫色の筋が入り、外面にも薄く筋が見える。萼片は緑色、長さ7~8㎜の長円形、宿存する。蒴果は長さ3~4㎝×幅0.6~0.8㎝の長い円錐形。種子は長さ1.8~2㎜×幅1~1.5㎜の卵形、縦のうねがある。