オオスズメノカタビラ 大雀の帷子
Flora of Mikawa
イネ科 Poaceae イチゴツナギ属
中国名 | 普通早熟禾 pu tong zao shu he |
英 名 | rough bluegrass |
学 名 | Poa trivialis L. |
花 期 | 4~6月 |
高 さ | 30~100㎝ |
生活型 | 短命な多年草 |
生育場所 | 道端、草地 |
分 布 | 在来種(帰化種) ユーラシア温帯原産 |
撮 影 | 豊川市 11.6.8 |
道端、草地などで普通に見られる。在来種でもあったが、外来のものが帰化して増えたのではないかといわれている。
茎は基部が斜めに傾き、直立して叢生する。短い走出枝を出すこともある。葉は幅1~5(普通2.5以上)㎜、柔らかく、葉先はわずかに船首形(ボート形)。葉舌は白色の薄膜質、鋭頭、長さ3~7㎜。葉鞘は無毛、ざらつく。茎の先に長さ8~25㎝の披針形~卵形の花序をつける。花序の枝は最下部で4本以上つき、上向きの短剛毛がある。小穂は長さ約3㎜、紫色を帯びる。小花は2~3個、三河で見られるものはほとんど小花が2個である。葯は初期には淡黄色で次第に紫色を帯びてくる。苞頴は鋭頭で、第1苞頴は1脈があり、かま形。護頴は長さ2~3㎜、縁が薄膜質、先端がやや内側を向き、5脈があり、竜骨の基部付近に長い毛(綴毛:てつもう)がある。5脈には白毛がつき、うち側脈の白毛は少ない。果実は長さ1.4~2㎜、黄褐色、熟すと護頴や内頴褐が色になり、果実を硬く包んで、綴毛で枝に付着していることも多い。2n=14,28
イチゴツナギは茎が基部から直立し、葉はボート形にならず、小穂が淡緑色で、長さ4~5㎜。ナガハグサは根茎が横に這い、根生葉が長く、20㎝以上あり、葉舌が長さ1~2㎜の切形。コイチゴツナギは葉舌が切形、茎が扁平。ミゾイチゴツナギは葉舌が鈍頭・細裂、花序が長く、枝が開出し、小穂の脈間に毛が多い。オオイチゴツナギは葉先がボート形、葉舌が長さ1~2㎜、花序が短く、枝が開出し、小穂は長さ4~5㎜、小花は3~5個。
茎は基部が斜めに傾き、直立して叢生する。短い走出枝を出すこともある。葉は幅1~5(普通2.5以上)㎜、柔らかく、葉先はわずかに船首形(ボート形)。葉舌は白色の薄膜質、鋭頭、長さ3~7㎜。葉鞘は無毛、ざらつく。茎の先に長さ8~25㎝の披針形~卵形の花序をつける。花序の枝は最下部で4本以上つき、上向きの短剛毛がある。小穂は長さ約3㎜、紫色を帯びる。小花は2~3個、三河で見られるものはほとんど小花が2個である。葯は初期には淡黄色で次第に紫色を帯びてくる。苞頴は鋭頭で、第1苞頴は1脈があり、かま形。護頴は長さ2~3㎜、縁が薄膜質、先端がやや内側を向き、5脈があり、竜骨の基部付近に長い毛(綴毛:てつもう)がある。5脈には白毛がつき、うち側脈の白毛は少ない。果実は長さ1.4~2㎜、黄褐色、熟すと護頴や内頴褐が色になり、果実を硬く包んで、綴毛で枝に付着していることも多い。2n=14,28
イチゴツナギは茎が基部から直立し、葉はボート形にならず、小穂が淡緑色で、長さ4~5㎜。ナガハグサは根茎が横に這い、根生葉が長く、20㎝以上あり、葉舌が長さ1~2㎜の切形。コイチゴツナギは葉舌が切形、茎が扁平。ミゾイチゴツナギは葉舌が鈍頭・細裂、花序が長く、枝が開出し、小穂の脈間に毛が多い。オオイチゴツナギは葉先がボート形、葉舌が長さ1~2㎜、花序が短く、枝が開出し、小穂は長さ4~5㎜、小花は3~5個。