オオアリドオシ 大蟻通し
Flora of Mikawa
アカネ科 Rubiaceae アリドオシ属
別 名 | ニセジュズネノキ 偽数珠根の木 |
中国名 | 大卵叶虎刺 da luan ye hu ci |
学 名 |
Damnacanthus indicus C.F.Gaertn. var. major (Siebold et Zucc.) Makino synonym Damnacanthus indicus C.F.Gaertn. subsp. major (Siebold et Zucc.) T.Yamaz. synonym Damnacanthus major Siebold et Zuccarini |
花 期 | 5月 (果期 11月~1月) |
高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 常緑小低木 |
生育場所 | 林下 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方以西)、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 新城市 15.5.22 |
日本ではアリドオシの亜種してと分類されている。ただし、Flora of Chinaの解説では根が数珠状(moniliform)であり、違いがある。中国のものは数珠状になるのか不明。
根が数珠状にならない。樹冠は枝が平面状に広がり、段を積み重ねた棚状になる。枝には曲がった短毛があり、古くなると取れる。長さ3~10㎜の鋭い刺が多数ある。葉は対生し、大小2形の葉が交互につく。葉身は長さ2~4㎝、幅1~2㎝の卵形。葉の基部に対生して大形の葉の長さの1/2以下の刺がつく。側脈は3~7対。葉柄は長さ1~4㎜。花は葉腋に1~2個つき、筒状漏斗形。花柄は長さ約1㎜。花冠は白色、筒部が長さ約11㎜、先が4裂する。裂片は三角形、長さ4~6㎜。苞は長さ0.5~1㎜。核果は直径5~10㎜の球形、冬に赤く熟し、春まで残ることもある。
ホソバオオアリドオシ Damnacanthus indicus var. lancifoliusは葉が対生し、長さ2~5㎝、幅7~15㎜、大形と小形が交互につき、光沢がある。刺の長さは5~7㎜。花は枝先に、1~2個、花冠は長さ約10㎜、白色で4裂する。雄しべ4個、雌しべ1個。果実は球形、直径5~6㎜、赤く熟す。
ジュズネノキ Damnacanthus macrophyllus は根が数珠状で、刺がほとんどない。(Flora of Chinaでは枝の刺は長さ2~3㎜)。葉柄は長さ1~2㎜。葉は長さ3~6(8)、幅1~2.5(3)㎝、側脈は3~ 4(7)対。stipulesは永存性、長さ0.3~1㎜。花柄は長さ1~2㎜。花冠は筒部長さ8(~13)㎜、裂片は長さ約2㎜。核果は直径約6㎜。果柄は長くなる。
アリドオシ Damnacanthus indicus var. indicus は葉が短く、刺の長さが葉の1/2より長いものがある。
ホソバアリドオシ Damnacanthus angustifolius は台湾に分布する。葉柄は長さ1.5~5㎜。葉は細く、長さ5~14㎝、幅0.5~3㎝。托葉は早落性、葉柄間につき、三角状~さじ状、長さ0.5~1㎜、無毛、鋭頭又は腺状の縁毛がつく。花柄は長さ2~5㎜。萼は無毛花床筒は一部こま状、長さ1.2~1.5m㎜。花冠は白色、筒部は長さ6~8㎜、裂片は三角形、長さ2~2.5㎜。核果は扁球形、長さ約4㎜、幅約6㎜。
根が数珠状にならない。樹冠は枝が平面状に広がり、段を積み重ねた棚状になる。枝には曲がった短毛があり、古くなると取れる。長さ3~10㎜の鋭い刺が多数ある。葉は対生し、大小2形の葉が交互につく。葉身は長さ2~4㎝、幅1~2㎝の卵形。葉の基部に対生して大形の葉の長さの1/2以下の刺がつく。側脈は3~7対。葉柄は長さ1~4㎜。花は葉腋に1~2個つき、筒状漏斗形。花柄は長さ約1㎜。花冠は白色、筒部が長さ約11㎜、先が4裂する。裂片は三角形、長さ4~6㎜。苞は長さ0.5~1㎜。核果は直径5~10㎜の球形、冬に赤く熟し、春まで残ることもある。
ホソバオオアリドオシ Damnacanthus indicus var. lancifoliusは葉が対生し、長さ2~5㎝、幅7~15㎜、大形と小形が交互につき、光沢がある。刺の長さは5~7㎜。花は枝先に、1~2個、花冠は長さ約10㎜、白色で4裂する。雄しべ4個、雌しべ1個。果実は球形、直径5~6㎜、赤く熟す。
ジュズネノキ Damnacanthus macrophyllus は根が数珠状で、刺がほとんどない。(Flora of Chinaでは枝の刺は長さ2~3㎜)。葉柄は長さ1~2㎜。葉は長さ3~6(8)、幅1~2.5(3)㎝、側脈は3~ 4(7)対。stipulesは永存性、長さ0.3~1㎜。花柄は長さ1~2㎜。花冠は筒部長さ8(~13)㎜、裂片は長さ約2㎜。核果は直径約6㎜。果柄は長くなる。
アリドオシ Damnacanthus indicus var. indicus は葉が短く、刺の長さが葉の1/2より長いものがある。
ホソバアリドオシ Damnacanthus angustifolius は台湾に分布する。葉柄は長さ1.5~5㎜。葉は細く、長さ5~14㎝、幅0.5~3㎝。托葉は早落性、葉柄間につき、三角状~さじ状、長さ0.5~1㎜、無毛、鋭頭又は腺状の縁毛がつく。花柄は長さ2~5㎜。萼は無毛花床筒は一部こま状、長さ1.2~1.5m㎜。花冠は白色、筒部は長さ6~8㎜、裂片は三角形、長さ2~2.5㎜。核果は扁球形、長さ約4㎜、幅約6㎜。