オギ 荻
Flora of Mikawa
イネ科 Poaceae ススキ属
中国名 | 荻 di |
英 名 | silver banner grass , amur silver grass |
学 名 | Miscanthus sacchariflorus (Maxim.) Benth. |
花 期 | 9~10月 |
高 さ | 100~250㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 水辺、やや湿った場所 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア |
撮 影 | 蒲郡市拾石町 01.9.29 |
根茎で広がり、大きな群落をつくる。茎(稈)の断面は円形、内部にスポンジ状の髄があって中実、中空となるものもある。葉は長さ50~80㎝、幅1~3㎝。下部の葉は花期には見られなくなる。葉舌は毛状。穂(花序)は長さ25~40㎝で、ススキより大きく、ふさふさしている。小穂は長さ6~7㎜の長い小梗と3~4㎜の短い小梗のものが対になる。小穂は長さ5~6㎜、苞頴2個はわら色、第1苞頴は第2苞頴よりやや大きく、縁を抱きこむ。苞頴や小穂の基部に小穂の2~4倍の長さの銀白色の軟毛が生えるのが特徴である。小花は2個からなる。第1小花は退化して護頴のみ、芒はない。第2小花は完全、護頴に芒はほとんど無い。芒のあるものが少し混じるが、苞頴から約2㎜ほど突き出るだけで、長い白毛に隠れてしまう。内頴は小さい。護頴や内頴は薄膜質。果実は長さ2~2.4㎜、幅0.6~0.7㎜、褐色~紫褐色。(オギの小穂と果実参照)2n=76
ススキは株立ちし、小穂に途中で曲がった長い芒がある。
ススキは株立ちし、小穂に途中で曲がった長い芒がある。