ノゲヌカスゲ 芒糠菅
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
中国名 | 具芒灰帽薹草 ju mang hui mao tai cao |
学 名 | Carex mitrata Franch. var. aristata Ohwi |
果 期 | 4~5月 |
高 さ | 20~25㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 草地、明るい林内、林縁、道端 |
分 布 | 在来種 本州(福島県以南)、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 幸田町 09.5.9 |
ヌカスゲの変種。和名はヌカスゲに似て、芒が長いことによる。アオスゲに似たような場所に生え、アオスゲのように雌鱗片に長い芒がある。苞も長く、花序から上に伸び目立つ。普通に見られる。
根茎は短く、大きく叢生する。基部の鞘の褐色部分がヌカスゲと同じように光沢があって長く、繊維状に分解しない。苞は長さ約3㎜の鞘があり、葉身も長く、花序の上に出る。雄小穂は線形で、楕円状の線形、きわめて小さく、雌小穂に埋もれてしまうことも多い。雌性の側小穂は茎の上部に集まってつく。果胞は小さく、ほとんど毛がなく、短毛がまばらにあり、口部は2歯。雌鱗片に長い芒がある。
ヌカスゲは雄小穂が褐色で長く、雌鱗片の芒が短い。苞も短い。
メアオスゲは雄小穂が線形でよく似ているが、果胞が大きくて毛があり、基部の鞘は光沢がない淡褐色で、繊維状に分解する。
アオスゲは全体に大型、雄小穂が棍棒状で大きく、苞の鞘が長さ約1㎜のものが多い。判別が難しいものがある。
根茎は短く、大きく叢生する。基部の鞘の褐色部分がヌカスゲと同じように光沢があって長く、繊維状に分解しない。苞は長さ約3㎜の鞘があり、葉身も長く、花序の上に出る。雄小穂は線形で、楕円状の線形、きわめて小さく、雌小穂に埋もれてしまうことも多い。雌性の側小穂は茎の上部に集まってつく。果胞は小さく、ほとんど毛がなく、短毛がまばらにあり、口部は2歯。雌鱗片に長い芒がある。
ヌカスゲは雄小穂が褐色で長く、雌鱗片の芒が短い。苞も短い。
メアオスゲは雄小穂が線形でよく似ているが、果胞が大きくて毛があり、基部の鞘は光沢がない淡褐色で、繊維状に分解する。
アオスゲは全体に大型、雄小穂が棍棒状で大きく、苞の鞘が長さ約1㎜のものが多い。判別が難しいものがある。