ムラサキミミカキグサ 紫耳掻草

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Flora of Mikawa

タヌキモ科 Lentibulariaceae タヌキモ属

中国名 齿萼挖耳草 chi e wa er cao
英 名 bladderwort
学 名 Utricularia uliginosa Vahl
Utricularia yakusimensis Masam.
ムラサキミミカキグサ花序
ムラサキミミカキグサ花
ムラサキミミカキグサ花
ムラサキミミカキグサ花
ムラサキミミカキグサ
ムラサキミミカキグサ2
ムラサキミミカキグサ3
花 期 8~10月
高 さ 5~15㎝
生活型 多年草
生育場所 湿地
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、スリランカ、タイ、ベトナム、オ^ストラリア、太平洋諸島
撮 影 長ノ山湿原  07.9.8
湿地に生える小さな食虫植物。細い地下茎を伸ばし、ところどころに捕虫嚢をつける。葉は水深により沈水葉と気水葉の2形となる。気水葉は長さ3~8㎜のへら形~倒披針形。深い水深の沈水葉は線形で大きい。花茎の上部に直径3~4㎜の花を数個つける。花は淡青色~紫紫色、濃色の条線がある。上唇弁が下唇弁よりやや小さく、上唇弁と下唇弁が上に向き、距は長さ2~3㎜、下方へ突き出て、上からよく見えないことが多い。萼は広卵形、花とほぼ同色でやや濃色。果実は萼が大きくなり、耳掻きのような形になる。
 黄色のミミカキグサや紅紫色のホザキノミミカキグサに比べて、より湿潤な場所を好み、数が少ない。全国では絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。愛知県ではリスト外。