コスミレ 小菫

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Flora of Mikawa

スミレ科 Violaceae スミレ属

中国名 犁头草 li tou cao
学 名 Viola japonica Langsd. ex Ging.
コスミレの花
コスミレの花2
コスミレ雌しべと側弁基部の毛
コスミレの距
コスミレ
コスミレの葉
花 期 3~4月
高 さ 5~10㎝
生活型 多年草
生育場所 人家近くの山野
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国
撮 影 豊田市(足助町)  05.4.2
花期の葉は長さ2~6㎝の長三角形~長卵形で、表面が粉っぽく白濁し、鋸歯がスミレより明瞭。葉先は尖らず、基部は浅い心形、普通、無毛、葉の裏が紫色を帯びることも多い。花弁は幅が狭く、長さ1~1.5㎝、淡紫色~稀に紅紫色で、紫色のすじが見える。西日本のものは側弁の基部に毛が生えたものが多く、東日本では生えないものが普通。距は長さ約7㎜の円筒形。花や全体の毛の有無など変化が多く、判別が困難な種だが、葉が粉白く、距が長い特徴がある。根は白色。2n=48
 アリアケスミレは葉が長く、花は白色に紫条が目立ち、一部紫色になったり変化に富む。距が短い。
 ノジスミレは全体に白い短毛が生え、白っぽく見える。葉が楕円状披針形で、縁が波打つ。花色が濃く、側弁基部に毛がない。
 アカネスミレは全体に短毛が密生する。距は先がやや細くて長く、短毛が生える。