コボタンヅル 小牡丹蔓
Flora of Mikawa
キンポウゲ科 Ranunculaceae センニンソウ属
学 名 | Clematis apiifolia DC. var. biternata Makino Clematis brevicaudata DC. |
花 期 | 8~9月 |
高 さ | つる性 |
生活型 | 半低木 |
生育場所 | 日当たりのよい山野 |
分 布 | 在来種 本州(関東地方~中部地方) |
撮 影 | 設楽町 07.8.6 |
茎は強靭で、皮は縦に裂け易い。枝は普通、暗紫色を帯びる。葉は対生し、長柄があり、2回3出複葉。小葉は長さ2~4㎝、長楕円状披針形、先は鋭形、粗い鋸歯があり、両面に短毛がある。葉腋に短い円錐状の集散花序を出す。花は多数つき、白色、直径1.5~2㎝。花弁は無く、4個の萼片が十字形に開出する。雄しべは多数、萼片より短い。葯は長さ2~3㎜。花柱は宿存し、果時には長さ約1㎝の羽毛状、下部の側毛は長さ約5㎜、上部ほど短くなる。痩果は暗褐色、長さ3~4㎜の惰円形、上部の稜と頂部に毛がある。
センニンソウ Clematis terniflora とよく似ているが、センニンソウの葉は全縁。痩果は橙黄色、長さ6~9㎜の扁平な卵形、短い伏毛がまばらにある。
ボタンヅルvar. apiifolia は葉が1回3出複葉、小葉の鋸歯が多い。痩果に開出した細毛が密生する。
コバノボタンヅル(メボタンヅル、ヤマボタンヅル)Clematis pierotii は本州、四国、九州、沖縄に分布する。葉は2回3出複葉、小葉は3浅裂し、少数の鋸歯がある。花は葉腋に1~3個つき、直径3~4㎝とやや大きく、萼片の先は尖鋭形。葯が長さ約1㎜と小さい。
マンシュウボタンヅルClematis brevicaudata は朝鮮、中国、モンゴル、ロシアに分布し、2(稀に3)回3出複葉。中国名は短尾铁线莲(duan wei tie xian lian)。ARS(USDA)ではコボタンヅル Clematis apiifolia var. biternata と同義語としている。Flora of China は日本を分布域に含めていない。痩果に伏毛が密生する。
センニンソウ Clematis terniflora とよく似ているが、センニンソウの葉は全縁。痩果は橙黄色、長さ6~9㎜の扁平な卵形、短い伏毛がまばらにある。
ボタンヅルvar. apiifolia は葉が1回3出複葉、小葉の鋸歯が多い。痩果に開出した細毛が密生する。
コバノボタンヅル(メボタンヅル、ヤマボタンヅル)Clematis pierotii は本州、四国、九州、沖縄に分布する。葉は2回3出複葉、小葉は3浅裂し、少数の鋸歯がある。花は葉腋に1~3個つき、直径3~4㎝とやや大きく、萼片の先は尖鋭形。葯が長さ約1㎜と小さい。
マンシュウボタンヅルClematis brevicaudata は朝鮮、中国、モンゴル、ロシアに分布し、2(稀に3)回3出複葉。中国名は短尾铁线莲(duan wei tie xian lian)。ARS(USDA)ではコボタンヅル Clematis apiifolia var. biternata と同義語としている。Flora of China は日本を分布域に含めていない。痩果に伏毛が密生する。