コバノニシキソウ 小葉の錦草

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Flora of Mikawa

トウダイグサ科 Euphorbiaceae トウダイグサ属

中国名 小叶大戟 xiao ye da ji
学 名 Euphorbia makinoi Hayata
Chamaesyce makinoi (Hayata) H.Hara
コバノニシキソウ雌花
コバノニシキソウ雌花
コバノニシキソウ雌花
コバノニシキソウ茎
コバノニシキソウ種子
コバノニシキソウ
コバノニシキソウの枝
コバノニシキソウの葉
花 期 6~10月
高 さ 地を這う(10~20㎝)
生活型 1年草
生育場所 道端
分 布 帰化種 フィリピン、中国南部、台湾原産
撮 影 豊橋市 09.8.31
戦後に帰化し、本州(関東以南)、四国、沖縄に広がっている。全体に無毛。茎は地表を這い、よく分枝する。 葉は全縁、対生し、長さ2~6㎜の広楕円形、先は鈍頭又はやや凹頭、基部は歪んだ円形~心形。枝先の葉が明瞭に小さく、小さい葉にも明瞭な柄がある。杯状花序は葉腋につき、4個の濃紅色の腺体の周りに、花弁のように見えるやや大きな4個の淡紅白色の付属体がある。蒴果は無毛、3稜があり、長さ約1.3㎜。種子は横しわがなく、表面がほぼ平滑、長さ約1㎜、淡褐色。
 アレチニシキソウと混生していたため、コバノニシキソウであることに長く気づかなかった。神奈川県植物誌を参考に観察内容を付け加えている。特徴は次のとおり。 
 ・全体に無毛、蒴果も無毛。
 ・葉は全縁、葉先が凹むことが多く、枝の葉が小さく、柄が明瞭、赤色を帯びやすい。
 ・腺体はニシキソウに似て濃紅色、腺体の付属体もやや大きい。
 ・種子はニシキソウでに似て、横しわがない。