カエデドコロ 楓野老
Flora of Mikawa
ヤマノイモ科 Dioscoreaceae ヤマノイモ属
学 名 | Dioscorea quinqueloba Thunb. |
花 期 | 7~10月 |
高 さ | つる性 |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の林縁 |
分 布 | 在来種 本州(中部地方以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮 |
撮 影 | 渥美半島 13.9.12(花) 13.12.11(果実) |
和名は葉が楓(かえで)に似ていることから。葉は互生し、長さ6~12㎝の卵心形、掌状に5~7分裂し、先は尖り、裂片は丸い。形の変異が多く、分裂しないものも、多数分裂するものもある。葉柄の基部は太くなり、1対の刺(小突起)がつく。雌雄異株。雄花は長い垂れ下がった総状花序に多数つき、花冠は黄色、6裂し、裂片は長さ約1.4㎜、雄しべ6個。雌花は垂れ下がった細い花序にまばらにつき、花が小さく、惰円形の子房がある。果実は垂れ下がった果穂に上向きになり、長さ12~16㎜の楕円形、3枚の翼がある。種子は全周に翼があり、翼の幅は種子の幅程度以下、翼を含めて長さ4.5~5.5㎜、暗褐色~赤褐色。種子の翼が果実の縁までなく、半分程度しかない。2n=20。
ヤマノイモに混じって生えているときもあり、花期以外は葉の裂片がないと見誤りやすい。ヤマノイモは果実が下向きにつき、種子は周囲の翼が大きく、果実の縁に達し、翼を含めて長さ約10㎜。
キクバドコロは葉の裂片の先が尖る。
タチドコロは葉の切れ込みがほとんどなく、あっても浅く、縁に波状の細かな鋸歯がある。種子の翼が果実の縁まである。
ヤマノイモに混じって生えているときもあり、花期以外は葉の裂片がないと見誤りやすい。ヤマノイモは果実が下向きにつき、種子は周囲の翼が大きく、果実の縁に達し、翼を含めて長さ約10㎜。
キクバドコロは葉の裂片の先が尖る。
タチドコロは葉の切れ込みがほとんどなく、あっても浅く、縁に波状の細かな鋸歯がある。種子の翼が果実の縁まである。