イワタカンアオイ 磐田寒葵
Flora of Mikawa
ウマノスズクサ科 Aristolochiaceae カンアオイ属
学 名 | Asarum kurosawae Sugim Heterotropa kurosawae (Sugimoto) F. Maek |
花 期 | 3~5月 |
高 さ | 地を這う |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 丘陵、山地の林内 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(静岡県西部~愛知県東部) |
撮 影 | 豊橋市 04.5.7 |
三河でも静岡県に近い東三河地域にだけ分布する。
葉には斑紋があり、円形~卵円形、基部は心形。葉柄は長く、紫色を帯びる。花は低く、落ち葉に埋もれるように咲く。ヒメカンアオイやスズカカンアオイより萼筒が長い。萼片に細毛がある。萼筒内部の網目の隆起線の数は多く、縦約30本、横約10本。雌しべ6個は雄しべより長く、突き出ている。雄しべの花糸(根元の赤い部分)が葯(雄しべの先の黄色い部分)より長いのも特徴である。葉の形、模様、萼片の長さは変化し、判別の決め手にはならない。網目の隆起線が決め手である。
スズカカンアオイは網目の隆起線が少なく、縦約10本、横2~4本。
カンアオイも少なく縦9~12本、横4~6本。
ヒメカンアオイは縦18~21本、横4~6本。
葉には斑紋があり、円形~卵円形、基部は心形。葉柄は長く、紫色を帯びる。花は低く、落ち葉に埋もれるように咲く。ヒメカンアオイやスズカカンアオイより萼筒が長い。萼片に細毛がある。萼筒内部の網目の隆起線の数は多く、縦約30本、横約10本。雌しべ6個は雄しべより長く、突き出ている。雄しべの花糸(根元の赤い部分)が葯(雄しべの先の黄色い部分)より長いのも特徴である。葉の形、模様、萼片の長さは変化し、判別の決め手にはならない。網目の隆起線が決め手である。
スズカカンアオイは網目の隆起線が少なく、縦約10本、横2~4本。
カンアオイも少なく縦9~12本、横4~6本。
ヒメカンアオイは縦18~21本、横4~6本。
上の写真のすぐ近くにあった斑紋が白雲紋のもの。葉の形もヒメカンアオイのように円形に近い。萼筒はやや長い程度。雄しべの花糸は葯より長く、網目も細かい。他に斑紋がほとんどないものもあるようである。カンアオイはこのような白雲紋となることが多いようだが、葉の斑紋はあてにはならない。網目は花の上から覗いて観察できる。