ホソバノウナギツカミ 細葉の鰻攫

mark

Flora of Mikawa

タデ科 Polygonaceae イヌタデ属

中国名 疏蓼 shu liao
英 名 spotted knotweed
学 名 Persicaria praetermissa (Hook.f.) H.Hara

  synonym Persicaria hastatoauriculata (Makino ex Nakai) Nakai

  synonym Polygonum hastato-auriculatum Makino ex Nakai
  synonym Polygonum praetermissum Hook.f.
ホソバノウナギツカミ花序
ホソバノウナギツカミの花
ホソバノウナギツカミ花柄の腺毛
ホソバノウナギツカミの托葉鞘
ホソバノウナギツカミ
ホソバノウナギツカミ果実
ホソバノウナギツカミ葉表
ホソバノウナギツカミ葉裏
花 期 6~9月
高 さ 30~90㎝(這う)
生活型 1年草
生育場所 湿地帯、川辺、田の畔、水辺
分 布 在来種  本州(関東以西)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、インド、ネパール、ブータン、スリランカ、フィリピン、オーストラリア、タスマニア島
撮 影 幸田町  05.7.23
ホソバノウナギツカミはタデ科イヌタデ属の湿った場所に生える1年草。
 1年草。 茎は傾伏または直立し、長さ30~90㎝、分枝し、角張っていて、角に沿ってまばらな逆刺(下向きの刺)がある。葉は互生し、葉柄は短く長さ5~10㎜、刺がある。葉身は披針形~狭長円形、長さ4~8㎝×幅0.5~1.5㎝、両面とも無毛またはまばらに毛があり、下面にまばらに中脈に沿って刺があり、基部は矢じり形(左右が細く突き出し)茎を抱き、縁は縁毛があり、先は鋭形。托葉鞘は筒状、長さ0.8~2㎝[Flora of China;1~1.5㎜]、膜質、基部には逆向きの刺があり、先は斜め、通常は短い縁毛がある。花序は頂生または上部の葉に腋生し、刺があり、緩く(花がまばら)、基部で途切れる。花序柄は二股分枝し、上部には腺毛がある。苞は漏斗形で、通常それぞれに2~4[Flora of China;3~5]個の花がつく。小花柄は苞より長く、長さ3~4㎜、無毛。花被は先が淡紅色又は白色[Flora of China;ピンク色]で、5深裂[Flora of China;4深裂]する。花被片は広楕円形、長さ3~4㎜。雄しべは4~5本、突き出ない。花柱は3本、中央より下部が合着する。痩果は宿存する花被に包まれ、暗褐色、光沢がなく鈍く、丸みのある3稜形[Flora of China;ほぼ球形、頂部が弱く3稜形]、長さ約2㎜[Flora of China;3㎜]。花期は6~8月。果期は7~9月。
 類似のアキノウナギツカミ(ウナギツカミ)ナガバノウナギツカミは花の数が多数、固まってつく。ナガバノウナギツカミは葉柄が長さ1~2.5(~3)㎝と長いのが特徴である。