ヒメチドメ 姫血止

mark

Flora of Mikawa

ウコギ科 Araliaceae チドメグサ属

別 名 ヒメチドメグサ
学 名 Hydrocotyle yabei Makino
ヒメチドメの葉と花
ヒメチドメの葉表
ヒメチドメの葉裏
ヒメチドメ
花 期 5~8月
高 さ 地を這う
生活型 多年草
生育場所 丘陵地~山地の林内
分 布 在来種(日本固有種) 本州、四国、九州
撮 影 茶臼山  02.7.27
地を這って広がる。葉は直径0.5~2㎝の円形で、掌状に5~7深裂し、基部は深く、広く切れ込む。基部の両端は広く開くのが普通だが、変異がある。葉の両面は常に無毛。葉柄には長毛が生えることもある。葉腋に2~4個の小さな淡緑色の単散形花序を付ける。花序は葉より低い。果実は長さ約1.4㎜、幅約1.8㎜、基部は心形、隆条はごく細い糸条、隆条の間はわずかに膨らむ。秋に枝先に越冬芽をつける。2n=24
 ミヤマチドメ Hydrocotyle yabei var. japonica は葉の基部の切れ込みが狭い。ヒメチドメと同一とする見解もある。済州島でも確認されている。2n=ca.96。
 ノチドメは葉がよく似た外観になることがあり、錯誤しやすい。ノチドメは葉の裏面の脈上に毛が生えることで、判別できる。
 チドメグサは葉の切れ込みが浅い。越冬芽がない。
 オオチドメも葉の切れ込みが浅く、花茎が長く、花序が葉の上に出る。