ヒメクグ 姫莎草

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Flora of Mikawa

カヤツリグサ科 Cyperaceae カヤツリグサ属

中国名 无刺鳞水蜈蚣 wu ci lin shui wu gong.
学 名 Cyperus brevifolioides Thieret & Delahouss.

 synonym Kyllinga brevifolia Rottb. var. leiolepis (Franch. et Sav.) H.Hara

 synonym Cyperus brevifolius (Rottb.) Hassk. var. leiolepis (Franch.et Savat) T.Koyama.

ヒメクグ花序
ヒメクグ花序2
ヒメクグ花序3
ヒメクグ果実
ヒメクグ
ヒメクグ小穂
花 期 7~10月
高 さ 10~20㎝
生活型 多年草
生育場所 日当たりのよい湿った場所
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、ネパール、ロシア
撮 影 豊田市  07.9.2
ヒメクグはカヤツリグサ科カヤツリグサ属の雑草。北アメリカ、イタリア、トランスコーカサスなどに帰化している。
 多年草。高さ10~20㎝。赤紫色の根茎を延ばして増える。葉は幅2~4㎜の線形で、苞葉は普通、水平からやや下向きに3個つく。周囲の草丈が高いときなど、場所によっては最下の苞葉が直立するときもある。花序は1個で、小花1個だけの小穂が密に固まってつき、直径0.6~1㎝の球形になる。ヒメクグ属は4個の苞頴(鱗片)をもち、2個は大きく、2個は小さい。大きい苞頴(鱗片)には緑色の竜骨があり、竜骨は平滑で、刺がない。果実は広倒卵形。花期は7~10月。
 アイダクグはヒメクグとよく似ており、混生して見られることもある。アイダクグの苞頴(鱗片)の竜骨には数個の小刺があり、肉眼では難しいが、10倍のルーペを使えば確認できる。
 カヤツリグサ属からヒメクグ属(genus Kyllinga)を独立させる説もあった。