ヒメキンミズヒキ 姫金水引
Flora of Mikawa
バラ科 Rosaceae キンミズヒキ属
学 名 | Agrimonia nipponica Koidz. Agrimonia nipponica Koidz. var. nipponica |
花 期 | 8~10月 |
高 さ | 30~60㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の林内、林縁、道端 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、 四国、九州、朝鮮 |
撮 影 | 額田町くらがり渓谷 03.9.15 |
キンミズヒキより全体に小型で、日影を好み、山地で普通に見られる。
多年草。高さ30~60㎝。茎は細く、ややまばらに短毛が生える。奇数羽状複葉。葉が茎の下部にロゼット状につくことも多い。小葉は3~7個、先端の3小葉は楕円形~倒卵形、下の側小葉は小さい。葉縁に鈍鋸歯があり、葉裏に小さな腺点がまばらにある。キンミズヒキより小葉が丸味を帯び、鋸歯も丸味を帯びることが多いが、例外も多い。托葉は大きくて茎を挟むようにつき、成長の良い大きく伸びた個体では葉の間が開いて、托葉が目立つ。花は直径約5㎜。花弁の幅がキンミズヒキより狭く、長楕円形。雄しべは少なく5~8本。雄しべが少ないのが特徴である。果期には花托筒が発達し、長さ約3㎜になり、縦肋(うね)はやや不明瞭で、キンミズヒキより花托筒が短い。花托筒には白色の腺点がある。花期は8~10月。
キンミズヒキは全体に大きく、毛が多く、雄しべの数が8~15本。果時の花托筒の長さが7~8㎜。誤認しやすいチョウセンキンミズヒキは雄しべの数が(12)17~24(28)本であり、花托筒の上部の咢片の収束した盛り上がりが小さい。
多年草。高さ30~60㎝。茎は細く、ややまばらに短毛が生える。奇数羽状複葉。葉が茎の下部にロゼット状につくことも多い。小葉は3~7個、先端の3小葉は楕円形~倒卵形、下の側小葉は小さい。葉縁に鈍鋸歯があり、葉裏に小さな腺点がまばらにある。キンミズヒキより小葉が丸味を帯び、鋸歯も丸味を帯びることが多いが、例外も多い。托葉は大きくて茎を挟むようにつき、成長の良い大きく伸びた個体では葉の間が開いて、托葉が目立つ。花は直径約5㎜。花弁の幅がキンミズヒキより狭く、長楕円形。雄しべは少なく5~8本。雄しべが少ないのが特徴である。果期には花托筒が発達し、長さ約3㎜になり、縦肋(うね)はやや不明瞭で、キンミズヒキより花托筒が短い。花托筒には白色の腺点がある。花期は8~10月。
キンミズヒキは全体に大きく、毛が多く、雄しべの数が8~15本。果時の花托筒の長さが7~8㎜。誤認しやすいチョウセンキンミズヒキは雄しべの数が(12)17~24(28)本であり、花托筒の上部の咢片の収束した盛り上がりが小さい。