ヒカゲミゾソバ 日陰溝蕎麦

Flora of Mikawa
タデ科 Polygonaceae タデ属
学 名 | Polygonum thunbergii Siebold et Zucc. var. coreanum Leveille |












花 期 | 6~9月上旬 |
高 さ | 30~100㎝ |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 湿った場所 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 田原市(旧渥美町) 14.6.9(花) 豊田市(旧稲府町) 05.10.16(果実) |
イヌタデ属でなく、タデ属 Polygonum として、ミゾソバの変種に分類されている。
田原市内で6月9日に開花し始めている群落があった。葉先及び側裂片が鋭頭であり、開花が早いため、ヒカゲミゾソバと判断した。花は淡紅紫色、普通の大きさ。果実は6月19日に採取、長さ約3㎜。
豊田市内の林縁に花が大きいミゾソバがあり、9月6日に花を確認し、10月24日には花は無く、果実を採取した。花色は白色に近い。果実の長さが約4㎜あり、ミゾソバの3~3.5㎜より明らかに大きく、ミゾソバの閉鎖花の果実とほぼ同じである。花の長さも長い。ヒカゲミゾソバとしたが間違っている可能性もある。
茎は中空、下向きの明瞭な小刺があり、根元は横に這い、立ち上がる。葉は互生し、先が鋭頭、側裂片の先も鋭頭。葉の基部は浅い心形~切形~楔形。葉柄には翼がある。花序の花数は少ない。花柄には赤色の腺毛、長毛及び小さな星状毛がある。花被は淡紅色~白色、ほとんど白色のものもあり、5裂する。托葉鞘は上部が葉のように丸く広がるものと縁毛だけの2種ある。痩果は長さ3~3.5(4)㎜の3稜形、黄緑色~淡褐色、光沢はない。果実が乾いてくると淡褐色になる。2n=40
ニシミゾソバは葉先が尖り、やや葉の形が似ているが、花期が遅く、10月上旬~11月上旬である。2n=20
田原市内で6月9日に開花し始めている群落があった。葉先及び側裂片が鋭頭であり、開花が早いため、ヒカゲミゾソバと判断した。花は淡紅紫色、普通の大きさ。果実は6月19日に採取、長さ約3㎜。
豊田市内の林縁に花が大きいミゾソバがあり、9月6日に花を確認し、10月24日には花は無く、果実を採取した。花色は白色に近い。果実の長さが約4㎜あり、ミゾソバの3~3.5㎜より明らかに大きく、ミゾソバの閉鎖花の果実とほぼ同じである。花の長さも長い。ヒカゲミゾソバとしたが間違っている可能性もある。
茎は中空、下向きの明瞭な小刺があり、根元は横に這い、立ち上がる。葉は互生し、先が鋭頭、側裂片の先も鋭頭。葉の基部は浅い心形~切形~楔形。葉柄には翼がある。花序の花数は少ない。花柄には赤色の腺毛、長毛及び小さな星状毛がある。花被は淡紅色~白色、ほとんど白色のものもあり、5裂する。托葉鞘は上部が葉のように丸く広がるものと縁毛だけの2種ある。痩果は長さ3~3.5(4)㎜の3稜形、黄緑色~淡褐色、光沢はない。果実が乾いてくると淡褐色になる。2n=40
ニシミゾソバは葉先が尖り、やや葉の形が似ているが、花期が遅く、10月上旬~11月上旬である。2n=20