ハヤトミツバツツジ隼人三葉躑躅
Flora of Mikawa
ツツジ科 Ericaceae ツツジ属
別 名 | イワツツジ |
学 名 | Rhododendron dilatatum Miq. var. satsumense T.Yamaz. |
花 期 | 3~4月上旬 |
高 さ | 1~3m |
生活型 | 落葉低木 |
生育場所 | 山地の岩場、斜面 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 鹿児島県固有変種 |
撮 影 | 豊橋市 15.3.24(満開) |
ミツバツツジの変種、ミツバツツジの中で最も開花が早く、コバノミツバツツジより早い。鹿児島県の固有変種(絶滅危惧種)、自生地では岩場に見られ、別名、イワツツジとも呼ばれる。園芸種として栽培され、豊橋市ののんほいパークにも植えられている。
冬芽は長さ1.5~2㎝、長楕円形、芽鱗に灰褐色の毛が密生し、腺点があって粘る。葉は枝先に3個輪生し、長さ3~5㎝の広卵形、基部近くが最も幅広く、質がやや厚く、表面に光沢がある。若葉の両面には長毛が密生する。秋には赤く、紅葉し、落葉する。花が枝先に1~4個ずつつき、他のツツジより花期が早く、葉の展開前に開花する。花は直径3~4㎝、紅紫色。雄しべは10個、短い雄しべが混じる。花糸は無毛。子房に短い鱗片状の腺点が密生する。花柱は無毛。小花柄には腺毛がある。
コバノミツバツツジは全体に毛が多く、若枝には褐色の伏毛がある。葉裏は白緑色、網状脈がはっきり見え、淡褐色の毛がある。雄しべは10個。子房には白色の長毛が密生する。花柱は無毛。小花柄も有毛。
ミツバツツジは葉がやや大きく、葉の展開前に開花する。ミツバツツジの若葉には微小な腺毛があり、毛が取れてもコバノミツバツツジほど葉裏の脈が目立たない。ミツバツツジの雄しべは5個であり、花柄には鱗片状の短い腺毛がある。
トサノミツバツツジは渥美半島で見られるといわれ、雄しべ10個。花糸の基部に粒状の突起が散生し、花柄に腺点がある。
トウゴクミツバツツジは奥三河で見られ、花柱の下半部に縮れた腺毛がある。
ダイセンミツバツツジは花が紅紫色。葉の中部の幅が最も広く、微細な波状の鋸歯がある。
冬芽は長さ1.5~2㎝、長楕円形、芽鱗に灰褐色の毛が密生し、腺点があって粘る。葉は枝先に3個輪生し、長さ3~5㎝の広卵形、基部近くが最も幅広く、質がやや厚く、表面に光沢がある。若葉の両面には長毛が密生する。秋には赤く、紅葉し、落葉する。花が枝先に1~4個ずつつき、他のツツジより花期が早く、葉の展開前に開花する。花は直径3~4㎝、紅紫色。雄しべは10個、短い雄しべが混じる。花糸は無毛。子房に短い鱗片状の腺点が密生する。花柱は無毛。小花柄には腺毛がある。
コバノミツバツツジは全体に毛が多く、若枝には褐色の伏毛がある。葉裏は白緑色、網状脈がはっきり見え、淡褐色の毛がある。雄しべは10個。子房には白色の長毛が密生する。花柱は無毛。小花柄も有毛。
ミツバツツジは葉がやや大きく、葉の展開前に開花する。ミツバツツジの若葉には微小な腺毛があり、毛が取れてもコバノミツバツツジほど葉裏の脈が目立たない。ミツバツツジの雄しべは5個であり、花柄には鱗片状の短い腺毛がある。
トサノミツバツツジは渥美半島で見られるといわれ、雄しべ10個。花糸の基部に粒状の突起が散生し、花柄に腺点がある。
トウゴクミツバツツジは奥三河で見られ、花柱の下半部に縮れた腺毛がある。
ダイセンミツバツツジは花が紅紫色。葉の中部の幅が最も広く、微細な波状の鋸歯がある。