ハイミチヤナギ 這道柳
flora of mikawa
タデ科 polygonaceae ミチヤナギ属
中国名 | 伏地萹蓄 fu di bian |
英 名 | common knotweed, doorweed, wiregrass, wireweed, matweed , ovalleaf knotweed, mat grass, oval-leaf knotweed, stone grass, wiregrass |
学 名 | Polygonum arenastrum Breau |
花 期 | 6~10月 |
高 さ | 10~40cm |
生活型 | 1年草 |
生育場所 | 畑地、荒地、道端 |
分 布 | 帰化種 ユーラシア大陸 原産 |
撮 影 | 幸田町 09.5.15 |
ミチヤナギ属の雑草。1年草。茎は節間が短く、よく分枝し、地を這って広がる。ただし、生育状況によっては直立することもあるという。葉は互生し、青味がかった緑色、長さ5~20㎜、(幅2~7㎜)の狭卵形(線形~狭惰円形)、やや鈍頭で、上部や側枝の葉はやや小さくなる。葉の基部には膜質の托葉鞘があり、2深裂する。花は直径約4㎜、葉腋に2~8個、束生し、花被は長さ2~3.2㎜、5個に中裂し、筒部は花冠の長さの30~50%。花被片は緑色、縁が白色~淡紅色。蕾は淡紅色。雄しべ6~8個、雌しべ1個。痩果は花披に包まれて大きくなり、褐色になった花被に包まれたまま、完熟して落ちる。痩果は暗褐色、長さ2~3㎜、2面が凸面、1面がやや凹面、光沢はない。
痩果は1面が狭く、凹面ともいわれている。3面を上から見て比較したところ3面とも凹面で、長さが異なり、歪んでいることがわかる。節間が短く、這うことからハイミチヤナギとした。痩果が未熟だったため、色の比較はできなかった。解説は図鑑などでまちまちな解説があり、ミチヤナギとの区別がよくわからない。茎が這い、葉の幅が狭く、長さが20㎜以下であることはどれも一致しているところである。立ちあがった茎の葉が長さ25㎜のものがあり、よくわからないところがある。Flora of Northアメリカの解説のようにアキノミチヤナギの形態型とも考えられる。KewscienceやFlora of Chinaなどでは独立種として扱われている。
ミチヤナギ polygonum aviculare l. prostrate knotweed は茎が直立するのが普通。葉が大きく、長さ12~35㎜、痩果は長さ2.5~3㎜の3稜形で、黒褐色。
オオミチヤナギは全体が大きい変種で、茎の上部につく葉もほとんど小さくならず、痩果は長さ3~3.5㎜。
秋だけに咲き、海岸に多いアキノミチヤナギは葉が鋭頭、托葉鞘が赤く、花被片の脈が隆起し、痩果が長さ3.5~4㎜で花被から突き出ることが多く、黄褐色。Flora of North Americaではハイミチヤナギ Polygonum arenastrum はこの形態型とされ、葉が長さ4~15 (20)㎜、幅 2~5 (7) ㎜と小さいもので、北アメリカで普通に見られ、2n=40,60と解説されている。
痩果は1面が狭く、凹面ともいわれている。3面を上から見て比較したところ3面とも凹面で、長さが異なり、歪んでいることがわかる。節間が短く、這うことからハイミチヤナギとした。痩果が未熟だったため、色の比較はできなかった。解説は図鑑などでまちまちな解説があり、ミチヤナギとの区別がよくわからない。茎が這い、葉の幅が狭く、長さが20㎜以下であることはどれも一致しているところである。立ちあがった茎の葉が長さ25㎜のものがあり、よくわからないところがある。Flora of Northアメリカの解説のようにアキノミチヤナギの形態型とも考えられる。KewscienceやFlora of Chinaなどでは独立種として扱われている。
ミチヤナギ polygonum aviculare l. prostrate knotweed は茎が直立するのが普通。葉が大きく、長さ12~35㎜、痩果は長さ2.5~3㎜の3稜形で、黒褐色。
オオミチヤナギは全体が大きい変種で、茎の上部につく葉もほとんど小さくならず、痩果は長さ3~3.5㎜。
秋だけに咲き、海岸に多いアキノミチヤナギは葉が鋭頭、托葉鞘が赤く、花被片の脈が隆起し、痩果が長さ3.5~4㎜で花被から突き出ることが多く、黄褐色。Flora of North Americaではハイミチヤナギ Polygonum arenastrum はこの形態型とされ、葉が長さ4~15 (20)㎜、幅 2~5 (7) ㎜と小さいもので、北アメリカで普通に見られ、2n=40,60と解説されている。