オオモミジ  大紅葉
[別名] ヒロハモミジ
[学名] Acer amoenum Carr.
Acer palmatum Thunb. subsp. amoenum (Carriere) H. Hara
Acer palmatum Thunb. var. amoenum (Carriere) Ohwi
Acer palmatum Thunb. var. amoenum (Carrière) Ohwi f. horonaiense (Nakai) H.Hara
ムクロジ科 Sapindaceae  カエデ属
三河の植物観察
オオモミジ葉
オオモミジ葉2
オオモミジ葉裏
オオモミジ葉の鋸歯
オオモミジ果実
オオモミジ果実2
オオモミジ幹 border=
オオモミジ
オオモミジ2
オオモミジ葉柄
 カエデ科 は現在のAPG分類ではムクロジ科に含められた。
 和名はイロハモミジと似て、葉が大きいことから。太平洋岸に分布し、葉が細かな単鋸歯。公園の植栽や庭木によく用いられており、園芸品種も多い。1年中、葉が赤い園芸品はノムラカエデといわれている。
 幹は灰褐色、滑らか、古くなると樹皮が縦に浅く裂ける。若枝は毛があり、後に無毛。。冬芽は芽鱗が4対あり、外側の1対だけが見え、基部に膜質鱗片がある。膜質鱗片は縁毛があり、高さが芽鱗の1/3~1/4程度。頂芽は普通なく、2個の仮頂芽がつく。葉痕は三日月形。葉は対生し、葉柄は長さは3~5㎝、葉身の1/2~4/5、成葉では無毛、上面には普通、溝がない。葉身は長さ7~12㎝、類円形、掌状に5~7(9)裂し、裂片は惰円形~長楕円状披針形、先が尾状に尖り、縁は細かい単鋸歯。葉の切れ込みがやや浅く、ヒロハモミジの別名がある。ただし、葉の切れ込みには変異があり、深いものもあり、ときには細かい重鋸歯になることもあるという。雌雄同株(雄花両性花同株)。同じ花序に雄花と両性花が混じる。花は複散房花序に15~30個つく。花は直径4~6㎜、花弁5個、淡黄色~帯紅色。雄しべ8個。子房は有毛。萼片は暗紅色。翼果は葉の下に垂れ下がるようにつき、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2.5(2~2.5)㎝。
 フカギレオオモミジ form. palmatipartitum は葉が深裂する品種。逆に、浅裂するタイプはヒロハモミジと呼ばれる。オオモミジの葉の切れ込み方は連続的であるといわれている。
 ヤマモミジ var. matsumurae はよく似ており、日本海側に分布する変種。葉の切れ込みは普通、深く、葉形がイロハモミジに似る。葉縁は不規則な重鋸歯。葉柄に普通、溝がある。子房はオオモミジと同様に有毛。冬芽もよく似ているが、基部につく膜質鱗片の高さが芽鱗の約半分。翼果はやや小さく、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2(2~2.5)㎝。
 イロハモミジ Acer palmatum はAcer palmatum は太平洋側に分布する。葉はやや小さく、切れ込みもやや深い。ヤマモミジに似て葉縁が不規則な重鋸歯。子房が無毛。冬芽の芽鱗が2対見え、基部につく縁毛のある膜質鱗片の高さがほとんどない。翼果はやや上向きになり、翼が短く、翼がほぼ水平~鈍角に開く。
 Acer paihengii は中国に分布する。Acer amoenum Hu et W. C. Chengと同一とされるがAcer amoenum Carr.とは葉が全く違う。葉が楕円形~卵形、全縁又は鈍い2個の側裂片がある。
[花期] 4~5月
[果期] 10~11月
[樹高] 10~15m
[生活型] 落葉高木
[生育場所] 山地
[分布] 在来種  北海道(中部以南))本州、四国、九州、朝鮮
[撮影] 豊田市(旧稲武町) 15.6.17
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