ヤマモミジ  山紅葉
[学名] Acer amoenum Carriere var. matsumurae (Koidz.) K.Ogata
Acer palmatum Thunb. var. matsumurae (Koidz.) Makino ex W.T.Lee
Acer palmatum Thunb. subsp. matsumurae Koidz.
ムクロジ科 Sapindaceae カエデ属
三河の植物観察
ヤマモミジの葉表
ヤマモミジの葉裏
ヤマモミジの葉の重鋸歯
ヤマモミジの果実
ヤマモミジの幹
ヤマモミジ
ヤマモミジ花期
ヤマモミジ葉柄
 オオモミジの変種とされ、オオモミジと同様に主に日本海側の多雪地帯に分布する。太平洋側の公園などによく植えられている。豊橋市内では3月末頃から花が見られる。
 幹は暗灰褐色、滑らか、古くなると樹皮が縦に浅く裂ける。若枝は毛があり、後に無毛。。冬芽は芽鱗が4対あり、外側の1対だけが見え、基部に膜質鱗片がある。膜質鱗片は縁に毛があり、高さが芽鱗の約半分。頂芽は普通なく、2個の仮頂芽がつく。葉痕は三日月形。維管束痕は3個。葉は対生し、葉柄は長さ4~8㎝、成葉は無毛、葉柄の上面に溝のあるものが多いが、無いものもある。葉身は長さ5~10㎝、類円形、掌状に5~7(9)裂し、裂片は楕円状披針形~長楕円状披針形、先が尾状に尖り、縁は不規則な欠刻状重鋸歯である。葉の切れ込みが深く、イロハモミジに似ている。ただし、葉の切れ込みには変異があり、やや浅いものもある。雌雄同株(雄花両性花同株)。同じ花序に雄花と両性花が混じる。花は複散房花序に多数つく。花は直径4~6㎜、花弁5個、淡黄色~帯紅色。雄しべ8個。葯は黄色。両性花の子房は有毛。萼片は濃紅色。翼果は葉の下に垂れ下がるようにつき、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2(2~2.5)㎝。
 オオモミジ Acer amoenum は太平洋側に分布する。葉は普通、大きく、切れ込みが浅く、裂片の幅が広い。葉縁が単鋸歯。葉柄に普通、溝がない。子房が有毛。冬芽の鱗片が1対見え、基部につく縁毛のある膜質鱗片の高さ芽鱗の1/3~1/4.。翼果は葉の下に垂れ下がるようにつき、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2.5(2~2.5)㎝。
 イロハモミジ Acer palmatum は太平洋側に分布する。葉はやや小さく、切れ込みもやや深い。ヤマモミジに似て葉縁が不規則な重鋸歯。子房が無毛。冬芽の芽鱗が2対見え、基部につく縁毛のある膜質鱗片の高さがほとんどない。翼果はやや上向きになり、翼が短く、翼がほぼ水平~鈍角に開く。
[花期] (3)4~5月
[果期] 7~9月
[樹高] 8~15m
[生活型] 落葉高木
[生育場所] 山地のやや湿った場所
[分布] 在来種(日本固有種) 北海道、本州(島根県以北の日本海側)
[撮影] 豊橋市  15.3.24
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