イロハモミジ  いろは紅葉
[別名] イロハカエデ、タカオモミジ
[中国名] 鸡爪枫 ji zhua feng
[学名] Acer palmatum Thunb.
ムクロジ科 Sapindaceae カエデ属
三河の植物観察
イロハモミジの花序
イロハモミジの雄花
イロハモミジの両性花
イロハモミジ果期
イロハモミジ果実
イロハモミジの葉
イロハモミジの葉裏
イロハモミジの幹
イロハモミジ
イロハモミジ花期
イロハモミジの葉の鋸歯
イロハモミジ葉の鋸歯
イロハモミジ葉の鋸歯
 和名は葉の裂片を数えると「いろはにほへと」と7裂することに由来する。カエデ科 Aceraceae は現在のAPG分類ではムクロジ科に含められた。日本の太平洋側に分布し、中国には自生はないが、中国では広く栽培されている。
 幹は緑褐色~淡灰褐色、平滑、古くなると樹皮に縦の割れ目が入る。枝は灰緑色、無毛。冬芽は芽鱗が4対あり、2対だけが見え、基部に極小の膜質鱗片があり、縁に毛がある。頂芽は普通なく、2個の仮頂芽がつく。葉痕は三日月形、維管束痕は3個。葉は対生し、葉柄は長さ2~6㎝、葉身の長さの1/2~4/5、上面に溝があることもある。葉身は長さ3~6㎝、幅4~8㎝の類円形、掌状に5~7(9)裂し、膜質~紙質(洋紙質)、基部は浅い心形~切形、先は尾状に尖る。裂片は披針形、先が尖り、葉縁は不規則なやや大きい単鋸歯~重鋸歯(変異が多い)。葉脈は葉表に鋭く突き出し、葉裏には丸く突き出す。基部の脈腋に毛叢があり、他はほぼ無毛。雌雄同株(雄花両性花同株)。長さ3~4㎝の散房状花序に雄花と両性花が10~20個、混生し、垂れ下がる。花は直径約5㎜、赤色の萼片が目立ち、赤い花のように見える。萼片は5個、長さ約3㎜、長楕円形~倒披針形、紫色を帯びた赤色。花弁は5個、淡黄色~赤色を帯びた白色、広倒卵形、萼片より短い。雄しべ8個、雄花の雄しべは長さ約3.5㎜、花から突き出る。両性花の雄しべは短い。子房は無毛。花柱は長く、柱頭は2裂する。雄花の雌しべは未熟。翼果は無毛、普通、果枝が上向きに葉から上に突き出し、翼がほぼ水平~鈍角に開く。分果は長さ約1.5㎝、オオモミジやヤマモミジより短い。翼は花の子房のときから確認できる。2n=26
 オオモミジ Acer amoenum は太平洋側に分布する。葉は普通、大きく、切れ込みが浅く、裂片の幅が広い。葉縁が単鋸歯。葉柄に普通、溝がない。子房が有毛。冬芽の鱗片が1対見え、基部につく縁毛のある膜質鱗片の高さ芽鱗の1/3~1/4.。翼果は葉の下に垂れ下がるようにつき、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2.5(2~2.5)㎝。
 ヤマモミジ Acer amoenum var. matsumurae は日本海側に分布する。葉の切れ込みは普通、深く、葉形がイロハモミジに似る。葉縁は不規則な重鋸歯。葉柄に普通、溝がある。子房はオオモミジと同様に有毛。冬芽もよく似ているが、基部につく膜質鱗片の高さが芽鱗の約半分。翼果はやや小さく、翼はやや鋭角~鈍角に開く。分果は翼を含め長さ約2(2~2.5)㎝。
[花期] 4~5月 (果期 7~9月)
[樹高] 8~15m
[生活型] 落葉高木
[生育場所] 山地のやや湿った場所
[分布] 在来種 本州(福島県以南)、四国、九州、朝鮮
[撮影] 豊田市  05.4.16
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