クルマバナ  車花
[学名] Clinopodium chinense (Benth.) Kuntze subsp. grandiflorum (Maxim.) H.Hara
Clinopodium chinense (Benth.) O. Kuntze var. parviflorum (Kudo) Hara
シソ科 Lamiaceae (Labiatae)  トウバナ属
三河の植物観察
クルマバナの花序
クルマバナの花
クルマバナの葉裏の毛
クルマバナの茎
クルマバナ
クルマバナの葉表
クルマバナの葉裏
 和名の由来は花が数段の仮輪に輪生することから。葉脈の深さ、仮輪の大きさや毛の量など変化が多い。
 茎の断面は四角形、下向きの毛がある。茎や葉に毛があるが、毛の量には変化がある。葉は対生し、短い柄があり、長さ2~4㎝の長卵形、鋸歯があり、基部は円形。葉表に光沢があることもあり、葉脈が深く、両面に白毛があり、葉裏の腺点は目立たない。数段の仮輪に密集して多数、花がつく。花は唇形、長さ8~10㎜。上唇は小さく、浅い切れ込みが入り、下唇は大きく3裂する。萼は長さ6~8㎜、腺毛はなく、開出する長剛毛があり、紅紫色を帯びることが多い。萼歯は5個、下側の2個は細く尖る。苞葉は線形、開出する長剛毛がある。果実は4分果。2n=38
 ヤマクルマバナ var. shibetchense は全体に軟弱で、茎は斜上し、萼が通常紫色を帯びず、開出毛が多く、ときに短い腺毛がある。花はクルマバナより密につき、やや小さい。
 オキナワクルマバナ subsp. chinense (var.. chinense )は九州(南部以南)、沖縄、中国に分布し、中国名を 风轮菜( feng lun cai )という。茎に下向きの毛と腺毛がある。苞葉は多数つき、線形(針状)、長さ3~6㎜、開出する長剛毛がある。萼は長さ約6㎜、紅紫色を帯び、長剛毛と腺毛が多数ある。
 ミヤマクルマバナ Clinopodium macranthum は側脈が中軸に対して鋭角になり、花冠が大きい。
 トウバナ Clinopodium gracile は葉が無毛、葉裏に腺点がない。 
[花期] 8~9月
[草丈] 20~80㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山地の草原
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、千島、朝鮮
[撮影] 面ノ木  06.9.16
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