キランソウ  金襴草、金瘡小草
[別名] ジゴクノカマノフタ
[中国名] 金疮小草 jin chuang xiao cao
[英名] creeping bugleweed
[学名] Ajuga decumbens Thunb.
シソ科 Lamiaceae (Labiatae)  キランソウ属
三河の植物観察
キランソウ通常花
キランソウ雌しべ
キランソウ紅色をやや帯びた花
シロバナキランソウ
キランソウ萼
キランソウ花冠
キランソウ分果
キランソウ
キランソウ2
キランソウの葉表
キランソウの葉裏
キランソウ果実
 古くからの民間薬であり、鎮咳、去痰、抗菌などの作用が知られている。全草を乾燥したものを煎じたり、生葉が用いられる。
 全体に毛が多い。根生葉が地面に張り付くように這って広がる。葉は長さ4~6㎝、幅1~2㎝の倒披針形、縁に粗い鋸歯があり、紫色を帯びることがある。花は青紫色~紫色で、長さ約1㎝の唇形花。上唇は長さ約1㎜、雄しべより短い。雄しべは4個で、うち下側の2個は短い。雌しべは1個、花柱の先は2裂し、上下に開く。子房は上から1/2まで4裂。果実は4分果、花冠が帽子のように残り、熟すと取れる。分果は長さ1.7~1.9㎜、乾くと表面が網目状になり、腹面に分果の大きさの2/3ほどの着点がある(キランソウ属の特徴)。2n=32
 花冠が淡紅色の品種はモモイロキランソウ。白花品種はシロバナキランソウという。
 タチキランソウは奥三河で見られ、茎が立ち、花の上唇が2裂し、直立する。
 奥三河ではタチキランソウほどではなく、茎が短く立ち、少しだけ花の上唇が立っているものも見られる。キランソウは交配しやすく、雑種の可能性もある。
 ニシキゴロモは葉の鋸歯が細かく、葉脈が鮮やかな紫色になる。花柄が立ち、花が集まってつき、花の上唇が2裂して直立する。
 ツクバキンモンソウはニシキゴロモの変種で、上唇がキランソウに似て短い。
[花期] 3~5月
[草丈] 5~10㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、土手
[分布] 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
[撮影] 蒲郡市形原町  02.5.4
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