キク  菊
[別名] イエギク(家菊)
[中国名] 菊花 ju hua
[英名] florist's daisy
[学名] Chrysanthemum × morifolium Ramat.
Chrysanthemum × grandiflorum Kitam
キク科 Asteraceae (Compositae)  キク属
三河の植物観察
キク花
キク総苞
キク雌しべ
キク雄しべ
キク葉裏の毛と腺点
キク茎
キク
ノキク舌状花、筒状花
キク葉表
キク葉裏
 日本に自生するキク属は多く、ノジギク、リュウノウギク、キクタニギク、シマカンギクなどがある。また、ノコンギクなどシオン属のものもノギクなどと呼ばれている。一方、栽培されるキクはイエギクとともいわれ、観賞用に古くから栽培されている。野生種ではなく、チョウセンノギクとハイシマカンギクの交配により昔、中国で作られたものが基になっているといわれている。いまでは多くの品種があり、花の色も豊富である。栽培が多いため、逸出したものも見られる。
 キク属の特徴は①総苞片が乾膜質、②花柱の先が切形、③冠毛が無い、などである。
 茎にも白毛が多い。葉の裏には丁字状毛(両端が尖り、中間に着点がある伏毛)又は毛(普通の底着毛)が密生し、腺点が多い。葉表にも腺点がある。筒状花の花冠に腺点がある。
 キクタニギク Chrysanthemum seticuspe form. boreale =Chrysanthemum boreale は本州(関東地方、長野県、近畿地方)、四国、九州、朝鮮、中国に分布する。和名は京都府菊谷の地名にちなむ。葉は切れ込みが深く、葉質が薄く、両面に細毛がある。小さな黄色の頭花が密集してつき、別名アワコガネギクともいう。頭花は直径1~1.5㎝。舌状花は多数。小舌は長さ5~7.5㎜。総苞は直径5~7㎜。総苞外片は幅が狭い。最近、各地の道路の法面工事跡などで外来種が見られる。2n=18。
 シマカンギク Chrysanthemum indicum は本州(近畿地方以南)、九州、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータンに分布する。中国では野菊、台湾では油菊といわれる。頭花は直径約2.5㎝。舌状花が10~13.個。小舌は長さ1~1.3㎝。総苞外片は卵形~卵状三角形。2n= 18, 35~38, 36, 40, 54
[花期] 10~11月
[草丈] 20~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野に普通
[分布] 在来種  本州、四国、九州
[撮影] 幸田町  09.10.22
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