イソギク  磯菊
[英名] pacific chrysanthemum , gold-and-silver chrysanthemum
[学名] Chrysanthemum pacificum Nakai
Dendranthema pacificum (Nakai) Kitam.
キク科 Asteraceae (Compositae)  キク属
三河の植物観察
イソギク花序
イソギク花序2
イソギク頭花
イソギク総苞
イソギク葉
イソギク葉裏2
イソギク
イソギク葉表
イソギク葉裏
 愛知県でも渥美半島に少数自生する。
 自生地は海岸の崖地であるが、広く栽培されており、平坦地では地下茎により広がる。葉は茎の先に密に互生し、葉柄は長さ3~12㎜。葉身は長さ3.5~5㎝、幅2~2.5㎝楕円形~倒卵形、基部は楔形、先は鈍頭、先半部に丸みのある浅い少数の切れ込み(鋸歯)がある。葉の質は厚く、葉表は緑色、腺点があり、葉裏は白色の丁字状毛が密生し、銀白色。頭花は茎頂に散房状に集まってつく。頭花は直径5~6㎜、舌状花が無く、筒状花だけからなる。総苞は半球形。総苞片は3列、外片は卵形、白毛がある。花冠は黄色、先が5裂し、裂片が三角形、開出して、やや反り返る。花柱は先が2裂して、開き、先端が切形(キク属)。2n=90(x=9)
 シオギク(シオカゼギク、マメシオギク) Chrysanthemum shiwogiku Kitam. はイソギクに似ている。四国の海岸の崖地に自生する固有種。やや大型で、葉の切れこみが少なく、頭花が少なく、花柄が長い。茎は高さ25~35㎝、中部の茎葉は長さ約4㎝、幅約3㎝の倒卵形~長楕円形、、質が厚く、全縁~数個の鈍鋸歯。表表は緑色、縁は白色に縁どられる。葉裏は丁字状毛が密生して銀白色。頭花は直径0.8~1㎝、舌状花が無く、黄色の筒状花だけである。総苞外片が線形~狭長楕円形。自生地の周辺では舌状花を持つ 交雑種の群落も見られる。2n=72(x=9)
 キノクニシオギクChrysanthemum kinokuniense (Shimot. et Kitam.) H.Ohashi et Yonek.は紀伊半島に分布する。最近の研究ではシオギク(2n=72)とイソギク (2n=90)の雑種を起源とすると推定されている。両者の中間の形質を持つ。2n=72,90
[花期] 10月末~11月
[草丈] 20~50(90~120)㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 海岸の崖地
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(千葉県~愛知県)
[撮影] 豊橋市(栽培)  15.11.12
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