イワタカンアオイ  磐田寒葵
[学名] Heterotropa kurosawae (Sugimoto) F. Maek
Asarum kurosawae Sugim.
ウマノスズクサ科  Aristolochiaceae  カンアオイ属
三河の植物観察
イワタカンアオイの葉
イワタカンアオイの花
イワタカンアオイの網目
イワタカンアオイ
 三河でも静岡県に近い東三河地域にだけ分布する。
 葉には斑紋があり、円形~卵円形、基部は心形。葉柄は長く、紫色を帯びる。花は低く、落ち葉に埋もれるように咲く。ヒメカンアオイやスズカカンアオイより萼筒が長い。萼片に細毛がある。萼筒内部の網目の隆起線の数は多く、縦約30本、横約10本。雌しべ6個は雄しべより長く、突き出ている。雄しべの花糸(根元の赤い部分)が葯(雄しべの先の黄色い部分)より長いのも特徴である。葉の形、模様、萼片の長さは変化し、判別の決め手にはならない。網目の隆起線が決め手である。
 スズカカンアオイは網目の隆起線が少なく、縦約10本、横2~4本。
 カンアオイも少なく縦9~12本、横4~6本。
 ヒメカンアオイは縦18~21本、横4~6本。
イワタカンアオイ2白雲紋
イワタカンアオイの花2
イワタカンアオイの網目2
 上の写真のすぐ近くにあった斑紋が白雲紋のもの。葉の形もヒメカンアオイのように円形に近い。萼筒はやや長い程度。雄しべの花糸は葯より長く、網目も細かい。他に斑紋がほとんどないものもあるようである。カンアオイはこのような白雲紋となることが多いようだが、葉の斑紋はあてにはならない。網目は花の上から覗いて観察できる。
[花期] 3~5月
[草丈] 地を這う
[生活型] 多年草
[生育場所] 丘陵、山地の林内
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(静岡県西部~愛知県東部)
[撮影] 豊橋市  04.5.7
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