イヌビエ  犬稗
[中国名] 稗 bai
[英名] barnyardgrass ,cockspur grass ,Japanese millet
[学名] Echinochloa crus-galli (L.) P.Beauv. var. crus-galli
Echinochloa crus-galli (L.) P.Beauv.
Echinochloa crus-galli (L.) P.Beauv. var. caudata auct. non (Roshev.) Kitag.
イネ科 Poaceae  イヌビエ属
三河の植物観察
イヌビエ穂
イヌビエ穂2
イヌビエ葉
ケイヌビエとの中間
イヌビエ
イヌビエの小穂
 和名の由来は食用にならないヒエという意味から。アメリカ、オーストラリアなどで野生化し、世界に広く分布している。
 葉は長さ30~50㎝、幅1~2㎝。葉の形や色については変化が多く、葉縁が白色で肥厚するものや、縁が紫色になるものがある。葉舌は無い。円錐花序は8~30㎝、枝の長さ5㎝以下。小穂の長さは3~4㎜。芒の長さは不定で、ほとんど無いものを狭義のイヌビエ、芒が特に長いものをケイヌビエと区別していたが、中間型が様々あり、区別しないことが多くなっている。第1苞頴は小さく、鈍三角形。第1小花の護頴は膨らまない(腹が平ら)。2n=54
 ヒメイヌビエは全体に小型の変種で、小穂の長さは2.5~3㎜、芒はほとんど無い。
 タイヌビエは第1小花の護頴が膨らみ、小穂が大きい。
 タイヌビエのように、第1小花の護頴が膨らむ小型の変種をヒメタイヌビエという。
 このイヌビエ、ヒメイヌビエ、タイヌビエ、ヒメタイヌビエの4種は総称してノビエと呼ばれる。
 ヒエ Echinochloa esculenta (Echinochloa utilis)はイヌビエから改良された穀物の栽培種。茎が太く、花穂が太く、屈曲する。小穂は球形に近い。中国名は紫穗稗(zi sui bai )。
 ワセビエ Echinochloa colona は熱帯に広く分布する。小穂は芒がなく、長さ2~3㎜。第1苞頴は小穂の約1/2。
[花期] 7~10月
[草丈] 60~120㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 水田、道端、草地、荒地、湿地
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、沖縄、朝鮮、台湾、世界の温帯~熱帯に広く分布
[撮影] 幸田町  09.7.22
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