ヒメアメリカアゼナ 姫アメリカ畔菜

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Flora of Mikawa

アゼナ科 Linderniaceae アゼナ属

英 名 slender false pimpernel
学 名 Lindernia anagallidea (Michx.) Pennell
Lindernia dubia (L.) Pennell var. anagallidea (Michx.) Cooperr.
ヒメアメリカアゼナ花
ヒメアメリカアゼナ花
ヒメアメリカアゼナ上部の葉
ヒメアメリカアゼナ下部の葉
ヒメアメリカアゼナ果実
ヒメアメリカアゼナ
ヒメアメリカアゼナ
ヒメアメリカアゼナ種子
花 期 8~10月
高 さ 10~15㎝
生活型 多年草
生育場所 田の畔、湿った場所
分 布 帰化種 北アメリカ原産
撮 影 田原市(渥美)  07.9.1
ゴマノハグサ科からオオバコ科に移されたが、APG III(2009年版)ではアゼナ科として分離された。
 var. anagallidea を var. dubiaに含める見解があり、Flora of China やUSDA(ARS)ではこの見解に従っている。
 葉は対生し、長楕円形で、はっきりした鋸歯が葉に2~3対つき、上部の葉の基部は円形、下部の葉の基部は楔形。花柄の長さが苞葉の2~3倍と長いのが特徴である。雄しべは4個あり、うち2個は葯がない仮雄ずい。種子は長さ0.3~0.4(実測0.34~0.38)㎜、横の隆起線がある。
 アメリカアゼナは葉縁に低い鋸歯があり、葉の基部は楔形、花柄は苞葉の長さの0.5~1倍。
 タケトアゼナは葉の基部が円形、鋸歯が不明瞭。花柄の長さは苞葉の1~1.5倍。
 在来種のアゼナは葉の幅がやや広く、3~5脈が目立ち、縁に鋸歯がなく、花柄の長さは苞葉の0.5~1倍。ただし、アゼナには葉が小さく花柄が長いものも見られ、花柄の長さだけでは混同しやすいものがある。雄しべ4個、全てに葯があり、種子に隆起した横線がない。