エゾノギシギシ  蝦夷の羊蹄
[別名] ヒロハギシギシ
[中国名] 钝叶酸模 dun ye suan mo
[英名] broadleaf dock
[学名] Rumex obtusifolius L.
タデ科 Polygonaceae  ギシギシ属
三河の植物観察
エゾノギシギシの両性花
エゾノギシギシ雌花
エゾノギシギシ果実の内花被
エゾノギシギシ果実の内花被の赤いこぶ状突起
エゾノギシギシの果実
エゾノギシギシの茎
エゾノギシギシ
エゾノギシギシの葉表
エゾノギシギシの葉裏
エゾノギシギシ果実内花被
エゾノギシギシ葉裏の突起状毛
 茎や葉柄、葉の中脈がしばしば赤味を帯びる。葉の幅は広く、8~12㎝、長さは15~30㎝、下部の葉は基部が浅い心形となり、葉縁に細かい縮れがある。葉裏の脈上は突起状毛が密生して白い。花は長い総状花序につき、段の間隔を開けて、多段に輪生する。雌雄同株、両性花と雌花がある。花は花被片(萼)6個、雄しべ6個、雌しべ1個からなる。果実(痩果)は3個の内花被が大きくなり果実を包む。果実の内花被は卵円形、先がやや長く尖り、縁に長く突き出た突起があり、中央にこぶ状の突起がある。縁の突起は少ないことも多く、こぶ状の突起は赤色になることが多い。果実は長さ2~2.7㎜、幅1.2~1.7㎜、3稜形、褐色~赤褐色。2n=40
  木本亜種 subsp. obtusifolius(subsp. agrestis )はユーラシア西部、subsp. sylvestris は東部、 subsp. transiensはヨーロッパ、subsp. subalpinus は山地に分布する。アメリカではsubsp. obtusifoliusとsubsp. sylvestrisだけが見られる。 subsp. obtusifolius は内花被の突起の1個又は3個が大きく、大きさも違う。subsp. sylvestris は突起が内花被の基部付近だけにつき、長さがほぼ等しく、約0.6㎜以下。
 渥美半島で見られるエゾノギシギシと思われるものは葉が小さく、葉の両面の脈に突起状毛がある。全形はアレチギシギシに似ており、上部で横に分枝する。内花被の縁に突起がある。
 絶滅危惧種であるコギシギシも果実の内花被の縁の突起が長いが、突起が少ないことがなく、内花被の先がやや短い。また、葉裏の脈上の突起状毛がない。
 ギシギシの果実の内花被は広卵形で、縁に浅い鋸歯がある。
 ナガバギシギシは、果実の内花被が広卵形、全縁。
 アレチギシギシは果実の内花被が小さく、長卵形、全縁。
[花期] 6~8月
[草丈] 40~120㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、荒地
[分布] 帰化種  ヨーロッパ原産
[撮影] 足助町 02.5.30
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