オリーブトリハダゴケ オリーブ鳥肌木毛
Flora of Mikawa
トリハダゴケ Pertusariaceae トリハダゴケ属
英 名 | pore lichen |
学 名 | Pertusaria pustulata (Ach.) Duby |
分 類 | 地衣類、子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 痂状 |
生育場所 | 樹皮 |
分 布 | 在来種 世界に広く分布。 |
撮 影 | 蒲郡市 14.3.28 |
コスモポリタン種の樹皮上に着生する痂状地衣。地衣体は黄灰色~緑灰色、平滑~細かい割れ目が入り、分割することもある。非常に薄く、疣状で薄いこともあり、縁は全縁で分割されない。背面は平滑~細かい隆起があり、光沢があって、ほとんど暗色にはならない。粉芽や裂芽を欠き、細粉状でない。疣状突起はは地衣体と同色、広がり、直立し、直径0.3~1.4㎜。孔口は瘤に1個又は2~8個、平坦、埋没~パピラ状。ときに結合して中央が陥没し、偽レカノラ型の盤を形成する。盤は幅0.4~0.8㎜、黒色を帯びた黄色。子嚢上層は暗褐色~黒色、子嚢下層は透明。子嚢は円柱状、長さ160~320µm、幅35~60µm、胞子2個(まれに、1又は3個)。胞子は透明、扁平な惰円形~円筒状、長さ 45~160µm、幅26~48µm、壁は2重。外壁は厚さ約1~5 µm。内壁は2~8µm。先は厚さ20µmまで。粉子器は埋没する。粉子は桿形、長さ9~16µm、幅1~1.5µm。スポットテスト K+ 黄色, C+橙色, KC-, P+黄色~橙色, UV+橙赤色。二次代謝物質はスチクチン酸、2-chloro-6-O-methylnorlichexanthone を含む。
Pertusaria epacrospora [NSW
オリ-ブトリハダゴケモドキ(チビトリハダゴケ)Pertusaria obsolescensは樹皮着生。淡黄色、孔口は突起の中心の凹みに数個ある。子嚢は胞子8個。髄層:K+淡黄色, C-, P- , KC+黄色。スチクチン酸、チオファニン酸を含む。
コブトリハダゴケPertusaria laevigandaは孔口がはっきり見え、1子嚢中に胞子が8個。地衣体:K+黄色 , C- , KC- , P-。
ヒメコブトリハダゴケ Pertusaria subobductans は樹皮に着生し、稀に岩上にも着生する。疣状突起に数個の黒色の孔口が見える。子嚢は胞子2個。K+黄色~血赤色。ノルスチクチン酸、ペルラトリン酸を含む。
ホソクチトリハダゴケ(仮)Pertusaria stenostoma 樹皮着生。灰白色~類白色。疣状突起は直径0.4~2㎜、高さ0.2~0.6㎜の不定形。孔口は散在する突起の割れ目の中にあり不明瞭。髄層:K+黄色→黄橙色, C-, P-。
ミナミアナトリハダゴケ(仮)Pertusaria astomoides Nyl. は岩上に着生し、疣状突起が円錐状~半球状。孔口は1個以上が突起の中央に散在し、孔口に白色の縁取りがある。K+黄色→赤色、C-, P+黄色→橙色。ノルスチクチン酸を含む。よく似た樹皮上につく、アナトリハダゴケPertusaria mendex とタイラアナトリハダゴケPertusaria ferruginea がある。
モエギトリハダゴケPertusaria flavicans は岩上などに普通に見られる淡黄色~黄緑色の固着地衣。無子器で、ソラリア(粉子塊)が散生する。地衣体: K-, C+橙色 , KC+橙色 , P- , UV+橙色。ソラリア:C+橙色 , UV+明るい橙色。
Pertusaria epacrospora [NSW
オリ-ブトリハダゴケモドキ(チビトリハダゴケ)Pertusaria obsolescensは樹皮着生。淡黄色、孔口は突起の中心の凹みに数個ある。子嚢は胞子8個。髄層:K+淡黄色, C-, P- , KC+黄色。スチクチン酸、チオファニン酸を含む。
コブトリハダゴケPertusaria laevigandaは孔口がはっきり見え、1子嚢中に胞子が8個。地衣体:K+黄色 , C- , KC- , P-。
ヒメコブトリハダゴケ Pertusaria subobductans は樹皮に着生し、稀に岩上にも着生する。疣状突起に数個の黒色の孔口が見える。子嚢は胞子2個。K+黄色~血赤色。ノルスチクチン酸、ペルラトリン酸を含む。
ホソクチトリハダゴケ(仮)Pertusaria stenostoma 樹皮着生。灰白色~類白色。疣状突起は直径0.4~2㎜、高さ0.2~0.6㎜の不定形。孔口は散在する突起の割れ目の中にあり不明瞭。髄層:K+黄色→黄橙色, C-, P-。
ミナミアナトリハダゴケ(仮)Pertusaria astomoides Nyl. は岩上に着生し、疣状突起が円錐状~半球状。孔口は1個以上が突起の中央に散在し、孔口に白色の縁取りがある。K+黄色→赤色、C-, P+黄色→橙色。ノルスチクチン酸を含む。よく似た樹皮上につく、アナトリハダゴケPertusaria mendex とタイラアナトリハダゴケPertusaria ferruginea がある。
モエギトリハダゴケPertusaria flavicans は岩上などに普通に見られる淡黄色~黄緑色の固着地衣。無子器で、ソラリア(粉子塊)が散生する。地衣体: K-, C+橙色 , KC+橙色 , P- , UV+橙色。ソラリア:C+橙色 , UV+明るい橙色。