オオトリハダゴケ 大鳥肌木毛
Flora of Mikawa
トリハダゴケ Pertusariaceae トリハダゴケ属
学 名 | Pertusaria subfallens Vain. |
分 類 | 地衣類、子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 痂状 |
生育場所 | 樹皮、岩上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 豊田市 14.3.8 |
樹皮に着生する。地衣体は灰白色~淡緑色、ソラリアを散生し、細かい亀裂がある。大きいものは直径10㎝を越える。子器は高さ約1㎜、直径約0.8㎜の円柱形の瘤に数個つき、頂部の1個が裂開し、白色の粉芽状になる。胞子は長さ140~160µm、幅35~45µm。スポットテスト 髄層:P+橙色~赤色。
ヒメトリハダゴケPertusaria commutata 痂状地衣。樹皮又は岩上に着生する。地衣体は灰白色~灰緑色、色が濃いことが多く、褶曲し、割れ目が入り、粉芽や裂芽はなく、瘤が散生する。瘤に1~5個の子器が密集してつき、子器は直径0.4~0.8㎜の円盤形。子器盤は表面が粗い白粉で覆われる。子嚢中に胞子は1個入る。胞子は長さ100~135 (150)µm、幅35~50µm、単壁。 スポットテスト 地衣体:K+黄色, KC–, C–, P+黄色 髄層:K- , C-, KC+赤色。ヘマタムノール酸、lichexanthoneを含む。
オオカノコゴケ Pertusaria multipuncta は樹皮や枝に多く、稀に岩上に着生する。ヒメトリハダゴケに似て灰白色。瘤に(1)2~3(5)個の子器が沈んでつく。子器盤が暗褐色、白粉を被る。K+黄色 , C- , KC+黄色 , P+赤橙色。子嚢は1胞子。胞子は長さ90~170µm(中国では242 µm以下)、幅30~70µm。皮層:K+黄色, C-, KC+黄色, P+橙色~赤色, UV- 髄層:K-, P-, KC-。Physodalic acid を含む。
ヒメトリハダゴケPertusaria commutata 痂状地衣。樹皮又は岩上に着生する。地衣体は灰白色~灰緑色、色が濃いことが多く、褶曲し、割れ目が入り、粉芽や裂芽はなく、瘤が散生する。瘤に1~5個の子器が密集してつき、子器は直径0.4~0.8㎜の円盤形。子器盤は表面が粗い白粉で覆われる。子嚢中に胞子は1個入る。胞子は長さ100~135 (150)µm、幅35~50µm、単壁。 スポットテスト 地衣体:K+黄色, KC–, C–, P+黄色 髄層:K- , C-, KC+赤色。ヘマタムノール酸、lichexanthoneを含む。
オオカノコゴケ Pertusaria multipuncta は樹皮や枝に多く、稀に岩上に着生する。ヒメトリハダゴケに似て灰白色。瘤に(1)2~3(5)個の子器が沈んでつく。子器盤が暗褐色、白粉を被る。K+黄色 , C- , KC+黄色 , P+赤橙色。子嚢は1胞子。胞子は長さ90~170µm(中国では242 µm以下)、幅30~70µm。皮層:K+黄色, C-, KC+黄色, P+橙色~赤色, UV- 髄層:K-, P-, KC-。Physodalic acid を含む。