ヒラサンゴゴケ 平珊瑚木毛
Flora of Mikawa
サンゴゴケ Sphaerophoraceae ヒラサンゴゴケ属
中国名 | 黑果球孢球粉衣 hei guo qiu bao qiu fen yi |
英 名 | northern fan-coral |
学 名 | Bunodophoron melanocarpum (Sw.) Wedin Sphaerophorus compressus Ach. Sphaerophorus malanocarpus DC. |
分 類 | 子嚢地衣類(Ascolichens) |
生育形 | 樹枝状 |
[草丈] | 高さ 1~4㎝ |
生育場所 | 山地の蘚類のついた樹皮、岩上、土手 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、九州、台湾、スリランカ、ヨーロッパ、南北アメリカ |
撮 影 | 新城市 05.3.13 |
オーストラリアの分布は疑わしいとされている。
山地の樹皮上などに普通に見られる。地衣体は中実、斜上し、重なったシダ状~房状~サンゴ状、高さ1~4(5)㎝、主枝は扁平、末端の枝は短く、ずんぐりして、円筒形~指状になる。背面は灰緑色、腹面は白色。子器は柄先につき、黒色。 胞子は直径7~12 µm、ほぼ球形。髄層:C- , K+黄色, P+橙色, I-。
タイワンサンゴゴケ Bunodophoron formosanum は日本での分布が福島県以西。全体に腹背性のある小灌木状となる。樹状の枝は特に基部ではほぼ円柱~扁平な円柱、中実、分枝は乏しく、長さ2~3.8㎝、幅1.5~3㎜。背面は淡灰色~白色、平滑、多数の裂芽状の枝がつく。上皮層は厚さ70µm。共生藻はプロトコックス型。子器は枝先につき、直径1.2~3 (3.5)㎜、黒色。子嚢果はマザエヂア(胞子塊)を形性する。胞子は直径5.5~7.5 (9)µm、灰褐色~暗灰色、1室、球形。髄層:K+淡黄色 , P+橙色 , I-、スフェロフォリン、スチクチン酸、コンスチクト酸、ノルスチクチン酸を含む。
ウツロサンゴゴケ Bunodophoron diplotypum は針葉樹の樹皮上に生える。樹状の枝は長さ3~5㎝、幅1.7~2.5㎜、灰緑色~淡灰色~白色、中空、基部が幅広く円柱状、上部は扁平になる。胞子は暗灰色、直径5.5~7.5µmの球形。髄層: K+黄色, P+ 橙色。スフェロフォリン、 スチクチン酸、コンスチクト酸、ノルスチクチン酸を含む。
サンゴゴケ Sphaerophorus meiophorus は高山の地上、針葉樹の基部に生える。地衣体は高さ1~2.5㎝、全体ほぼ円柱状で、腹背性を示さず、中実、細い小枝が多い。髄層は褐色。
山地の樹皮上などに普通に見られる。地衣体は中実、斜上し、重なったシダ状~房状~サンゴ状、高さ1~4(5)㎝、主枝は扁平、末端の枝は短く、ずんぐりして、円筒形~指状になる。背面は灰緑色、腹面は白色。子器は柄先につき、黒色。 胞子は直径7~12 µm、ほぼ球形。髄層:C- , K+黄色, P+橙色, I-。
タイワンサンゴゴケ Bunodophoron formosanum は日本での分布が福島県以西。全体に腹背性のある小灌木状となる。樹状の枝は特に基部ではほぼ円柱~扁平な円柱、中実、分枝は乏しく、長さ2~3.8㎝、幅1.5~3㎜。背面は淡灰色~白色、平滑、多数の裂芽状の枝がつく。上皮層は厚さ70µm。共生藻はプロトコックス型。子器は枝先につき、直径1.2~3 (3.5)㎜、黒色。子嚢果はマザエヂア(胞子塊)を形性する。胞子は直径5.5~7.5 (9)µm、灰褐色~暗灰色、1室、球形。髄層:K+淡黄色 , P+橙色 , I-、スフェロフォリン、スチクチン酸、コンスチクト酸、ノルスチクチン酸を含む。
ウツロサンゴゴケ Bunodophoron diplotypum は針葉樹の樹皮上に生える。樹状の枝は長さ3~5㎝、幅1.7~2.5㎜、灰緑色~淡灰色~白色、中空、基部が幅広く円柱状、上部は扁平になる。胞子は暗灰色、直径5.5~7.5µmの球形。髄層: K+黄色, P+ 橙色。スフェロフォリン、 スチクチン酸、コンスチクト酸、ノルスチクチン酸を含む。
サンゴゴケ Sphaerophorus meiophorus は高山の地上、針葉樹の基部に生える。地衣体は高さ1~2.5㎝、全体ほぼ円柱状で、腹背性を示さず、中実、細い小枝が多い。髄層は褐色。