オニヤブソテツ 鬼藪蘇鉄

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Flora of Mikawa

オシダ科 Dryopteridaceae  ヤブソテツ属

中国名 全缘贯众 quan yuan guan zhong
[英名] holly fern , Japanese holly fern
学 名 Cyrtomium falcatum (L.f.) C.Presl
Cyrtomium falcatum (L.f.) C.Presl subsp. falcatum
オニヤブソテツの葉
オニヤブソテツ葉裏
オニヤブソテツのソーラス
オニヤブソテツ
高 さ 50~100㎝
生活型 常緑性
生育場所 海岸、低地の陽のあたる場所
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、台湾、ラオス、カンボジア、ベトナム、太平洋諸島
撮 影 三ヶ根山   04.11.23
根茎は塊状で、葉を叢生する。葉柄は長さ15~27㎝、 わら色、葉柄基部に黒褐色の鱗片を密につける。葉質は光沢のある革質、無毛。葉身は長さ22~35㎝、幅12~15㎝の広披針形、単羽状葉、頂羽片ははっきりし、耳垂(羽片基部の肩状部分)がある。羽片は全縁又は不規則で不明瞭な鋸歯がある。側羽片は10~20対、卵状長楕円形。ソーラス(胞子嚢群)は円形、全面に散在する。包膜は中心部が褐色~黒褐色になる。2n=82
 葉に光沢がある類似のナガバヤブソテツは内陸部にも分 布し、葉の質がやや薄く、耳垂が無く、羽片基部が楔形。
 テリハヤブソテツは葉質が薄く、光沢があり、羽片が短く、基部が丸い。また、包膜の中心部は黒褐色にならない。