イノデモドキ 猪の手擬
Flora of Mikawa
オシダ科 Dryopteridaceae イノデ属
学 名 | Polystichum tagawanum Kurata |
高 さ | 40~80㎝ |
生活型 | 常緑性 |
生育場所 | 山地の林下 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(関東地方以西)、四国、九州 |
撮 影 | 設楽町 05.9.23 |
根茎は塊状。葉柄基部の鱗片は明褐色で、幅が広く、中軸の鱗片は縁が細かくケバ立つように分裂する。葉は濃緑色で光沢がある。葉身は2回羽状複葉、イノデより幅が狭く、肩がなく先は尾状に伸びる。小羽片は長さが短く、小さい。ソーラス(胞子嚢群)は小羽片のやや縁寄りにつき、耳の上側に優先的につく。表からソーラスの膨らみが目立つ。4倍体、2n=164
イノデは葉の幅が広く、先がやや肩状になって細くなる。ソーラスは小羽片の中肋と縁の中間につく。
サイゴクイノデは葉に光沢がなく、鱗片の縁が細かくケバ立つように分裂するが、葉柄基部の鱗片は幅が狭く、中央部が暗褐色である。また、ソーラスが縁寄りにつくが、ソーラスが少ないときは羽軸寄りにつく。
イノデは葉の幅が広く、先がやや肩状になって細くなる。ソーラスは小羽片の中肋と縁の中間につく。
サイゴクイノデは葉に光沢がなく、鱗片の縁が細かくケバ立つように分裂するが、葉柄基部の鱗片は幅が狭く、中央部が暗褐色である。また、ソーラスが縁寄りにつくが、ソーラスが少ないときは羽軸寄りにつく。