ヒメコケシノブ 姫苔忍

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Flora of Mikawa

コケシノブ科 Hymenophyllaceae コケシノブ属

別 名 フジコケシノブ、コウライコケシノブ
学 名 Hymenophyllum coreanum Nakai
Hymenophyllum polyanthos I(Sw.) Sw. var. coreanum (Nakai) Shimura
Mecodium coreanum(Nakai)Serizawa
ヒメコケシノブの葉表
ヒメコケシノブの葉裏
ヒメコケシノブ
高 さ 2~4㎝
生活型 常緑性
生育場所 低山上部~亜高山の湿った岩上
分 布 在来種 本州(本州(東北南部以西)、四国、朝鮮
撮 影 茶臼山  04.9.24
ホソバコケシノブと似ている。ホソバコケシノブの一型と見なされていた経過がある。
 根茎は細く、長い。葉は2回羽状複生、分岐の角度が広く、丸みを帯びる。葉裏の中軸に毛がある。ソーラスは葉の先端に固まってつく。包膜は2弁状で、鋸歯はない。
 ホソバコケシノブはソーラスが葉の先端だけでなく、葉の中間の裂片にもつく。コウヤコケシノブは裂片に鋸歯がある。ミカワコケシノブもホソバコケシノブに似るが、包膜の縁に欠刻状の著しい歯牙がある。キヨスミコケシノブも包膜の縁に鋸歯があるが、コウヤコケシノブに似て裂片の幅が広い。