豊川市(旧一宮町)指定名勝( 昭和42年4月1日 指定)
豊川市と新城市の境界を流れる境川は本宮山から豊川までの全長4km程の短い川であり、牛の滝はその中流に位置する。別名、常竜滝、黄牛滝ともいわれ、黄牛の伝説があり、古くから三河の名勝のひとつに数えられている。高さ約10m、幅約2mの雄滝と、下流に高さ約4m、幅約4mの雌滝とがある。滝壷の近くは狭いながらもスダジイ、タブノキ、ヒメユズリハ、モチノキ、クロガネモチ、アラカシなど暖帯広葉樹が茂り、樹下にはヤブミョウガ、ツルコウジ、キチジョウソウ、オオバチドメなどがあり、イブキシダ、クリハラン、ヘラシダ、アマクサシダなど、シダ類も多い。
|