長野県天然記念物 (昭和48年3月12日指定 面積7.9ha)
志賀高原は上信越国立公園内にあり、田の原湿原は志賀高原周辺湿原群として日本の重要湿地500に選ばれた湿原群の中の1つ、旧志賀湖の湖底に発達した面積約7.9haの高層湿原であり、長野県の天然記念物に指定されている。志賀高原の蓮池より南の三角池~木戸池の中間にあり、標高1610mに位置する。木道が設置され、アップダウンのほとんど無い木道を散策することができる。ワタスゲの群生が有名で、6~7月頃に白い綿穂で覆いつくされる。秋は周りのカラマツ、シラカバの紅葉、ツツジの花なども楽しめる。主な植物はヒオウギアヤメ、ヒメシャクナゲ、ミカヅキグサ、ミズバショウ、ワタスゲ、ツルコケモモ、イワショウブ、ウメバチソウ、コバノトンボソウ、コバギボウシ、モウセンゴケ、クルマユリ、ミツバオウレンなど、アカミズゴケ、アオモリミズゴケ、ヌラサキミズゴケ、ワタミズゴケなどミズコケ類も多い。 |