国指定天然記念物(昭和5年8月25日指定)
三河湾国定公園内にあり、海岸からの400mを橋で結ばれた面積約1.9haの花崗岩質の小さな島である。島全体が八百富神社の境内となっているため、照葉樹林が自然のまま残されている。この中でも特に、キノクニスゲは分布の北限を示すものとして貴重である。島北部はモチノキ、タブノキが多く、直径80㎝の大木も見られ、カラスザンショウ、ヤブツバキ、カクレミノ、カゴノキ、クロマツ、ヤブニッケイなど多種の樹木が生える。海岸線では潮風に強いトベラ、マサキ、マルバグミなどが見られる。他にキケマン、オニヤブソテツ、シロザも多い。
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