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 王滝渓谷(おうたきけいこく)
 王滝渓谷は愛知高原国定公園内にあり、豊田市の東部に位置し、巴川の支流の仁王川の渓谷である。仁王川は、炮烙山と六所山を源流とし、巴川に注ぐ直前の約1.8kmが美しい王滝渓谷となっている。県下でも有数の景勝地で「東海の昇仙峡」とも呼ばれ、紅葉も美しく、毎年、王滝渓谷もみじまつりが開催されている。渓谷沿いに龍門園地、椿木園地、古美山園地、王滝湖園地、歌石園地があり、駐車場も5個所にある。椿木園地には梅の木も多い。植物の種類が多く、植物観察の適地である。ケンポナシ、カゴノキ、タラヨウ、イヌザクラなどの樹木やイワタバコ、キジョラン、キチジョウソウもあり、シダ類やコケ類も豊富である。シノブ、オニカナワラビ、クリハラン、ヤシャゼンマイ、アオネカズラ、ウラボシノコギリシダなどやイトゴケ、ヤマトハクチョウゴケ、ホソオカムラゴケなど貴重なコケもある。王滝渓谷駐車場からの導入路でも植物が多く、ここから歩くのがお勧めである。国定公園の第3種特別地域にあたり、指定植物の採取、損傷が禁止されている。
案内表示 龍門橋前(入口)

場  所 愛知県豊田市王滝町上河原 Google-map
アクセス
東海環状自動車道の豊田松平インターを出て東へ向かい、巴川沿いの県道39号足助街道を進むと県道沿いに王滝渓谷駐車場がある。

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