中田島砂丘は、東西約4km、南北約0.6kmで、鳥取砂丘、九十九里ヶ浜と並んで日本三大美砂丘の1つともいわれている。遠州名物の「からっ風」によって様々に変化する風紋の美しさで有名である。アカウミガメの産卵場所としても有名で、たまごを保護する孵化小屋が設けられている。保護活動を行っているNPO法人のサンクチュアリネイチャーセンターが砂丘入口にある。5月の3~5日には砂丘が「浜松まつり」の大凧の会場になる。中田島砂丘駐車場の横にある「浜松まつり会館」で、祭りの興奮を疑似体験できる。また、一帯が海浜公園になっており、砂丘東側の馬込川河口にある野鳥の森には観察小屋もあり、バードウォッチングが楽しめる。砂丘では海浜植物のハマニガナ、ハマヒルガオ、ハマボウフウ、ハマゴウ、ハマエンドウ、コウボウムギ、ケカモノハシなどが観察でき、防砂林の松林の中ではタカサゴユリの群生などが見られる。
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