大野原湿原の一部が残ったものでサクラバハンノキやケハンノキの大木が多く、ヌマガヤに混じって、カキツバタやレンゲツツジ、クサレダマ等の湿原植物が多く自生する。中にはヌマクロボスゲやツルカミカワスゲなど県下ではここだけしか見られない貴重な植物も現存する。(表示板の説明)。2001年に日本の重要湿地500に指定され表示が新しくなった。大野原湿原は昭和40年以前には約50haもあったといわれる作手の広大な中間湿原で、中央部では泥炭層が4~5mに達している。現在ではほとんど農地化され、その残った一部がこの鴨ケ谷湿原と清岳向山湿原である。木道はないため、見られるものは少ない。クサレダマは非常に多く、7月初旬に見られる。
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